この秋GIは、本命党向きの結果が続いている。スプリンターズSのグランアレグリアに始まり、秋華賞のデアリングタクト、菊…

 この秋GIは、本命党向きの結果が続いている。スプリンターズSのグランアレグリアに始まり、秋華賞のデアリングタクト、菊花賞のコントレイルと1番人気が3連勝。そして、今週末の天皇賞・秋にはGI8勝目を目指してアーモンドアイが出走とあれば、ここも1番人気の勝利と考えるファンも多いのではないだろうか。ここ2カ月の重賞で197.1%と高回収率を叩き出している展開予想家・倉本匠馬氏に、気になる相手候補など天皇賞・秋の展望をうかがった。

「レース展開はダイワキャグニーが強気にハナを取る形となりそう。溜め逃げもできるタイプだけにそこまで縦長にはならないものの、12頭立てで東京2000mのコース形態を考慮しても4角でやや前と後ろが離れそう。位置取りが後ろ過ぎると、厳しいレースになる可能性もある」

 さらに、倉本氏は馬場状態にも注目。

「先週までは週半ばの雨が残る馬場状態が続いていたが、ようやく今週から晴れ模様で完全なる良馬場での競馬となりそう。そうなると、昨年同様にかなりの高速馬場での競馬が予想されるので、基本的には瞬発力のない馬は切れ負けする形となるだろう」

 展開も馬場状態もアーモンドアイに向きそうだが、倉本氏が逃げ馬候補として挙げたダイワキャグニーが、昨年3着のアエロリットのように逃げて好走することも考えられる。人気はGI馬のクロノジェネシスやフィエールマンに譲っても、2、3着候補の1頭として魅力十分といえそうだ。発走は日曜15時40分。