現地28日に、錦織圭(日本/日清食品)が自身の公式アプリで、肩の怪我のため今シーズンを終了することを発表した。【動画】錦織がGS復帰戦で5セットを戦い切り勝利!錦織は以下のように綴っている。「…

現地28日に、錦織圭(日本/日清食品)が自身の公式アプリで、肩の怪我のため今シーズンを終了することを発表した。【動画】錦織がGS復帰戦で5セットを戦い切り勝利!

錦織は以下のように綴っている。

「みなさん、予定の変更をお知らせします。今シーズンを終えることを決めました。コートに戻れることを楽しみにしていましたが、プレーする時は100%の状態で臨まなければなりません」

「肘の手術からの復帰は簡単ではなく、予想通りアップダウンがありました。肩はまだ少し問題があり、パリとソフィアの大会は欠場して、2021年に集中することにしました。2021年は明らかに重要な年になります。みなさんの応援に感謝しています。またすぐ会いましょう」

錦織は昨年の「全仏オープン」頃から試合中にも右肘に痛みを感じ、「全米オープン」後にツアーを離れた。そして10月に右肘の手術を受け、リハビリを開始。今年3月頃には復帰間近となったが、不運にも新型コロナウイルスの蔓延のため、ツアー自体が中断に。

8月からツアーは再開されたものの、「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」直前で自身が新型コロナウイルスに感染してしまい、「全米オープン」も欠場となった。

そして9月のクレーコートシーズンで約1年ぶりに公式戦に復帰。「ATP250 キッツビューエル」、「ATP1000 ローマ」、「ATP500 ハンブルク」、「全仏オープン」に出場し、2勝4敗ながら、少しずつ試合勘を取り戻しつつあった。

しかし「全仏オープン」で5セットの戦いを2度行ったことで負担がかかり、右肩を負傷。その後練習には復帰したものの、3大会連続で欠場し、来年に集中することを決めた。

2021年は1年延期となった「東京オリンピック」の年。100%の状態でまたコートで躍動することが期待される。

【錦織の2020年シーズンの戦績】

「ATP250 キッツビューエル」対当時世界47位 ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)

● 6-4、4-6、2-6

「ATP1000 ローマ」対当時世界44位 アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)

○6-4、7-6(3)

「ATP1000 ローマ」対当時世界249位 ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)

●3-6、4-6

「ATP500 ハンブルク」対当時世界22位 クリスチャン・ガリン(チリ)

●0-6、3-6

「全仏オープン」対当時世界34位 ダニエル・エバンズ(イギリス)

○1-6、6-1、7-6(3)、1-6、6-4

「全仏オープン」対当時世界74位 ステファノ・トラバグリア(イタリア)

●4-6、6-2、6(7)-7、6-4、2-6

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」での錦織圭

(Photo by Stephane Allaman/DPPI/Icon Sportswire via Getty Images)