今年で3回目の開催となったトッププロによるチームテニス「コカコーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(Coca-Cola IPTL)」の日本ラウンド初日が、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)で開催された。初日の第1…
今年で3回目の開催となったトッププロによるチームテニス「コカコーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(Coca-Cola IPTL)」の日本ラウンド初日が、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)で開催された。初日の第1試合はUAEロイヤルズがOUEシンガポール・スラマーズに29-19で勝利した。
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〈12月2日(金) DAY1〉第1試合UAEロイヤルズ 29-19 OUEシンガポール・スラマーズ
レジェンドシングルスゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)6-3 ライナー・シュトラー(ドイツ)→カルロス・モヤ(スペイン)
女子シングルスマルチナ・ヒンギス(スイス)6-1 キキ・バーテンズ(オランダ)
男子シングルストマーシュ・ベルディヒ(チェコ)6-4 ニック・キリオス(オーストラリア)
男子ダブルスダニエル・ネスター(カナダ)/パブロ・クエバス(ウルグアイ)6-3 マルセロ・メロ(ブラジル)/マルコス・バグダティス(キプロス)
混合ダブルスダニエル・ネスター(カナダ)/マルチナ・ヒンギス(スイス)5-8 マルセロ・メロ(ブラジル)/キキ・バーテンズ(オランダ)
敗れたものの、エースを連発したキリオス(右)とスラマーズの選手たち
3年連続出場でロイヤルズの顔でもあるゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)は、自慢のビッグサーブを武器にライナー・シュトラー(ドイツ)
を圧倒。劣勢のスラマーズはシュトラーからカルロス・モヤ(スペイン)にスイッチして流れを変えようとするが、イバニセビッチの勢いは最後まで衰えることなく、6-3で先勝した。
女子シングルスはマルチナ・ヒンギス(スイス)がキキ・バーテンズ(オランダ)を寄せつけず、6-1で勝利。イバニセビッチも「アメージング!」を連発して、元世界女王を絶賛した。正確なショット、相手の裏をかくタイミング、豊富なアイディアは、どれも錆びついていなかった。
キリオスに負けじと強烈なサービスを打ち込んだベルディヒ
次はトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)とニック・キリオス(オーストラリア)のビッグサーバー対決。キリオスがセカンドサービスでも強打でエースを奪いまくるが、ベルディヒもサービスゲームはきっちりキープ。5-4リードから最後にベルディヒがブレークして6-4で制した。
ネスター/クエバス(左)とメロ/バグダティスの迫力満点の男子ダブルスに会場も大いに盛り上がった
男子ダブルスもロイヤルズが制して4連勝。最後のミックスダブルスでマルセロ・メロ(ブラジル)/バーテンズが6-4で一矢報いる。ここで、最終セットを獲得したチームがその時点で負けている場合、相手チームに1ゲーム奪われるまでは獲得合計ゲーム数が並ぶまでそのセットを続けることができる特別ルールで試合続行。7-4の時点で相手にゲームを奪われ、合計28-18でロイヤルズの勝利で終わった。
スラマーズで唯一、セットを奪ったバーテンズ/メロ
イバニセビッチは「完ぺきなスタートだった」とチームの完勝に大満足。初出場となったヒンギスは「ミックスダブルスで調子がよくなかったから、シングルスでいいプレーができてよかった。最初はプレッシャーもあったけど、3-0とリードしてからリラックスしていい流れに乗れた」と試合を振り返った。2人の元世界王者は、明日も日本のファンを魅了するだろう。
試合後の会見で笑顔を見せるヒンギス(左)とイバニセビッチ
(テニスマガジン/編集部◎池田 晋)