ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がコーチのボリス・ベッカーとコーチ契約を更新しないことになった。彼は自身のフェースブックに声明を発表し、「双方が合意のもと、協力関係を終わらせることに決めた」と述べた。  ジョコビッチが獲得した…

 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がコーチのボリス・ベッカーとコーチ契約を更新しないことになった。彼は自身のフェースブックに声明を発表し、「双方が合意のもと、協力関係を終わらせることに決めた」と述べた。  ジョコビッチが獲得した「12」のグランドスラム・タイトルのうち6大会はベッカーがチームにいた期間に勝ち獲られたものだ。12タイトルは、ロジャー・フェデラー(スイス)の「17」、ラファエル・ナダル(スペイン)の「14」に次ぐ記録となっている。

 ジョコビッチはベッカーとともに働いた期間に、ほかに3つのグランドスラム準優勝がある。つまり彼は、ベッカーとの協力関係のもと、12のグランドスラムのうち9大会で決勝に進出したことになる。  6月に全仏オープンで初優勝し、生涯グランドスラム(テニスキャリアにおいて4つのグランドスラムのすべてで優勝すること)を達成したあと、ジョコビッチのシーズンは脱線してしまった。彼はウィンブルドン3回戦でサム・クエリー(アメリカ)に敗れ、リオ五輪1回戦ではフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に敗れて、先月、アンディ・マレー(イギリス)に世界1位の座を譲り渡していた。(C)AP(テニスマガジン)