勝利まであと一歩の両チーム、相手得点源をどう抑えるかがカギ

■広島…

■広島ドラゴンフライズ vs 三遠ネオフェニックス（＠広島サンプラザホール）

第1戦：10月24日18時5分　第2戦：10月25日14時5分

　広島ドラゴンフライズは、前々節GAME2の川崎ブレイブサンダース戦で2点差で敗れると、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの第4節でも惜しくも競り負け5連敗となった。名古屋Dとの試合は終盤まで1点を争う好ゲーム。しかし、同点で迎えた第4クォーター残り2分53秒に3ポイントを浴びると、そこから失点が続き同クォーターで計25失点。試合を通してターンオーバーを6個に抑えたが、フリースローは10本中5本成功と、試投数、成功数ともに少なく76−81で黒星を喫した。

　開幕から未勝利の三遠ネオフェニックスは前節、信州ブレイブウォリアーズと対戦。同節で新外国籍選手のネナド・ミリェノヴィッチとステヴァン・イェロヴァツが待望のデビューを果たす。また、前々節で負傷した太田敦也も約30分間コートに立ち、チームはペイントエリアから34得点を積み上げた。第3クォーター途中に背負った17点ビハインドが響いて4点差で敗れたものの、開幕からの低迷を考えれば手応えを掴んだ一戦となったことだろう。

　ともに勝利が欲しい今節は、広島サンプラザホールが舞台。この対戦はここまで平均19.1得点を記録している広島のグレゴリー・エチェニケ、前節のデビュー戦で31得点を挙げた三遠のステヴァン・イェロヴァツに注目したい。どちらがチームを勝利へ導く大暴れを見せるのか。加えて、両軍ともに相手の得点源をどう抑え込むのか見ものだ。

文=小沼克年

■ロスター

・広島（ヘッドコーチ：堀田剛司）

ジャマリ・トレイラー

トーマス・ケネディ

朝山正悟

岡本飛竜

アイザイア・マーフィー

グレゴリー・エチェニケ

田渡凌

田中成也

荒尾岳

古野拓巳

谷口大智

森山修斗