昨年新設された、日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)主催の「SPORT CLIMBING JAPAN TOUR」(以下、ジャパンツアー)が、今年も各地で開催されている。

 2019年に国内の競技力向上を目指して立ち上がったジャパンツアーは、スポーツクライミング3種目(ボルダリング・リード・スピード)の各ジャパンカップの出場選考を目的としたシリーズ戦。各ジャパンカップの優先出場権を持たない選手を対象に、出場した大会の成績に応じてポイントが割り振られ、ランキング上位者には翌年の各ジャパンカップ参加出場資格が与えられる。

 昨年のジャパンツアーで女子ボルダリング総合1位だった松藤藍夢(当時高校1年生)は、今年の第15回ボルダリングジャパンカップで決勝に進出して6位。松藤と同学年で女子リード総合1位だった柿崎未羽も今年の第33回リードジャパンカップで3位に入賞するなど、早くもツアー戦開催の成果が表れてきていると言える。

倉吉スポーツクライミングセンター(鳥取県倉吉市)で開催されたジャパンツアー2020のリード・スピード第1戦では、男子リードで清水裕登、女子リードで倉菜々子が1位に輝き、男子スピードでは竹田創、女子スピードでは同じく倉がトップに立っている。

 種目別ランキング上位者、及び3種目のポイント合計で競うオーバーオールランキング優勝者を対象に、総額100万円の賞金が用意されている今シリーズは、ボルダリング全6戦、リード・スピード各3戦でスケジュールされており、9月には「B-PUMP荻窪」と「プレイマウンテン名古屋IC店」でボルダリング2戦が、10月には「倉吉スポーツクライミングセンター」でリード・スピード各1戦が終了。女子では倉菜々子が全戦各種目で優勝するなど好調さを見せている。

 今週末には岩手県営運動公園スポーツクライミング競技場(盛岡市)でボルダリング第3戦、スピード第2戦が無観客開催される。ジャパンカップの優先出場権を持つためランキングの対象とはならないが、女子は野口啓代、伊藤ふたば、男子は楢崎智亜、楢崎明智、原田海らが出場する予定だ。

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