速さが武器のロマチェンコに一閃、ロペスの右アッパーに米「必死の形相だ」 ボクシングの世界3団体ライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が激しく被弾していた。先週末のIBF王者テオフィモ・ロペス(米国)との4団体統一戦で6年7か月ぶ…

速さが武器のロマチェンコに一閃、ロペスの右アッパーに米「必死の形相だ」

 ボクシングの世界3団体ライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が激しく被弾していた。先週末のIBF王者テオフィモ・ロペス(米国)との4団体統一戦で6年7か月ぶりに敗北。パンチを当てるのさえ困難な前王者だったが、右アッパーを被弾した決定的瞬間の画像を米興行大手・トップランク社が公開すると、米ファンからは「この写真は別人だ」などとコメントが書き込まれていたが、「狂気だ」「パンチの衝撃伝わる」と驚きの声がさらに拡大している。

 ロマチェンコが顎を打ち抜かれた。ロペスと対峙した画像。ガードが空いた隙に拳が飛んできたようで、相手の右アッパーが顎の左側から抉るように被弾している。衝撃でゆがんだ頬にしわが寄り、汗が飛び散った瞬間だ。しかし、顎を打たれても目は必死に敵を捉えようとしているように見える。

 公式インスタグラムで複数の画像を公開した同社は「レディース&ジェントルマン、テイクオーバー(ロペスの異名)」と投稿。ボクサーにとって屈辱的なシーンに対し、米ファンから「この写真のロマチェンコは別人だ」と脚光を浴びていたが、「顔からパンチの衝撃伝わる」「狂気だ」「この写真で十分伝わる」「お互い必死の形相だ」などと反響はさらに拡大している。

 ロマチェンコは類まれなスピード、動体視力やフットワークが武器の一つ。それでも、手数の多いロペスに0-3で判定負けを喫し、王座陥落となった。(THE ANSWER編集部)