早大は関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)初白星を目指し日体大戦に臨んだ。試合は序盤から相手にリードを許す苦しい展開となった。第3QではG船生春香副将(スポ4=新潟・開志国際)らの果敢な攻撃で追い上げを見せるが、終盤に突き放され敗戦。またして…

 早大は関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)初白星を目指し日体大戦に臨んだ。試合は序盤から相手にリードを許す苦しい展開となった。第3QではG船生春香副将(スポ4=新潟・開志国際)らの果敢な攻撃で追い上げを見せるが、終盤に突き放され敗戦。またしても勝利できなかった。

  何としても白星が欲しい早大は、フェスターガードヤヤ(スポ1=宮崎・小林)のドライブで先制。その後は激しい点の取り合いとなるが、相手にじわじわと点差を広げられる。ディフェンスからオフェンスのリズムを生み出した日体大がリードを保ち17-24で第1Qを終えた。追い上げたい早大は第2Q、F河村くるみ(教育3=神奈川・座間)やF石井香帆主将(スポ4=岐阜女)がシュートを沈め、ヤヤもすばやいドライブを展開するなど流れを引き寄せた。しかし日体大も正確なシュートでリードを保ちゲームを進める。大量リードは許さず33-41でゲームを折り返した。


シュートを放つヤヤ

 迎えた第3Q。開始早々に日体大に先制されると、すかさずG神山夢来(スポ3=埼玉栄)がドライブを決める。F今井美沙樹(商3=山梨・富士学苑)もスリーポイントを決めるなど、着実に得点を重ねた早大は一時3点差まで詰め寄る。対する日体大は安江沙碧梨(2年)の攻撃を中心に逆転を許さず48-55で第4Qに突入した。何とか逆転したい早大は石井や河村がスリーポイントを沈め2点差にまで猛追する。その後も果敢にドライブを仕掛け得点を重ねていく。しかし日体大も必死の攻撃を敢行。早大は試合終了間際まで食い付くが逃げ切られ、最終スコア65-83で敗戦した。


ゴール下に切り込む船生

 1勝が遠い早大ではあるが、終盤には石井と河村のスリーポイントで激しい追い上げを見せるなど明るい兆しもあった。しかし「改善しなければいけない点も多く見つかった試合でした」(船生)と振り返るようにリバウンドなど修正すべき点は少なくない。また、船生は終始リードを許す苦しい試合展開では「気持ちの面が一番の課題」と言う。 次戦が早大にとって最後のリーグ戦。船生は「勝負を楽しみながら必ず勝利しておわれるようにしたい」と意気込んだ。課題を修正し、『全員バスケ』で勝利を目指す。

(記事 永田悠人、写真 早稲田大学バスケットボール部)

第70回関東大学女子リーグ戦 10月18日(vs日体大)
  1Q2Q3Q4Q合計
早大1716151765
日体大2417142883
◇早大スターティングメンバー◇
F#12 石井香帆主将(スポ4=岐阜女)
G#26 船生晴香副将(スポ4=新潟・開志国際)
F#34 今井美沙樹(商3=山梨・富士学苑)
G#11 神山夢来(スポ3=埼玉栄)
G#3 フェスターガードヤヤ(スポ1=宮崎・小林)
コメント

G船生晴香副将(スポ4=新潟・開志国際)

――きょうの試合を振り返ってください

きょうはチームとして良かった点もありましたが、それと同時に改善しなければいけない点も多く見つかった試合でした。

――きょうの試合ではどんなことをチームでテーマとしていましたかオフェンスではとにかく空いたらシュートを迷わず打つことと、トランジションを早くすることで、ディフェンスでは中を固めて、一対一で簡単に抜かれないことを重要視していました。

――チームの雰囲気はどうですか

良い雰囲気で練習などに取り組めてはいますが、今日みたいに劣勢になった時のチームの雰囲気が1番重要なので、次の試合ではうまくいかない時にこそ自分が進んで声を出して盛り上げていこうと思います。

――今のチームの課題は何と考えていますか

課題は正直いろいろありますが、私は気持ちの面が1番の課題だと思います。
中々勝てない試合が続く中ではありますが、下を向いている暇はないので、次の試合は必ず勝てるようにポジティブな話し合いをチームのみんなと話していきたいです。

――次戦への意気込みをお願いします

次戦で学生最後のリーグになるので、勝負を楽しみながら必ず勝利して終われるようにしたいと思います。