17日、東京競馬場で行われたG2・府中牝馬ステークスは、ブービー人気のサラキアが、ラヴズオンリーユーなどの強豪をなぎ倒して見事に重賞初制覇を飾った。昨年のオークス馬、ラヴズオンリーユーは伸びきれず5着に敗れた。府中牝馬ステークス、勝利ジョ…

 17日、東京競馬場で行われたG2・府中牝馬ステークスは、ブービー人気のサラキアが、ラヴズオンリーユーなどの強豪をなぎ倒して見事に重賞初制覇を飾った。昨年のオークス馬、ラヴズオンリーユーは伸びきれず5着に敗れた。

府中牝馬ステークス、勝利ジョッキーコメント
1着 サラキア
北村友一騎手
「良い状態を維持しているなと思いましたし、この馬場でも行きっぷりが良くて、良い意味での前進気勢があったのも良かったと思います。(道悪は)どちらかというと折り合いを気にしないといけないタイプの馬なんですけど、こういう馬場っていうのも足を取られるくらいがちょうどリラックスして走れて良かったかなと思います。位置取りは全く気にせずにゲート出たとこで馬のリズムで競馬をしたいとは思っていました。終始、馬場の良いところを通れたというのもありますけど、4コーナーからいつも一瞬は良い脚を使ってくれるんですけど、長くは良い脚を使えないタイプの馬なので、そのあたりが手応え良くても直線は最後坂登るときは心配になりましたけど、しっかりと最後まで走りきってくれたと思います。距離自体は去年も2200m同じような条件で走ってくれているので、その経験を生かして適正かどうかは分からないですけど頑張って欲しいです。先週ちょうど毎日王冠で弟が強い勝ち方をしていましたし、お姉ちゃんということで姉の威厳を見せられて良かったなと思っています。これからも次に向けて良いレースが出来たのでまた応援してください」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 17日、東京競馬場で行われた11R・府中牝馬ステークス(G2・3歳上オープン・牝・芝1800m)で7番人気、北村友一騎乗、サラキア(牝5・栗東・池添学)が快勝した。3馬身差の2着にシャドウディーヴァ(牝4・美浦・斎籐誠)、3着にサムシングジャスト(牝4・栗東・松田国英)が入った。勝ちタイムは1:48.5(重)。

 1番人気でM.デムーロ騎乗、ラヴズオンリーユー(牝4・栗東・矢作芳人)は5着、2番人気で川田将雅騎乗、ダノンファンタジー(牝4・栗東・中内田充正)は6着敗退。

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ラヴズオンリーユーは5着敗退


 小頭数8頭での争いとなった府中牝馬ステークスはブービー人気のサラキアが嬉しい重賞初制覇を飾った。レースでは後方からじっくりと脚を溜めていき、外目を通って徐々に進出。大外を通ってスパートを開始すると、ラヴズオンリーユー(5着)などの強豪をかわしていき、ゴール前で一気に突き放した。先週の毎日王冠では半弟のサリオスが勝利を飾るなど、2週続けて姉弟での活躍となった。

サラキア 18戦4勝
(牝5・栗東・池添学)
父:ディープインパクト
母:サロミナ
母父:Lomitas
馬主:シルクレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 サラキア
2着 シャドウディーヴァ
3着 サムシングジャスト
4着 トロワゼトワル
5着 ラヴズオンリーユー
6着 ダノンファンタジー
7着 シゲルピンクダイヤ
8着 フェアリーポルカ