決戦まであと2日、ロペスの強打に米メディア注目 ボクシングの世界ライト級3団体王者、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)とIBF同級王者のテオフィモ・ロペス(米国)は、10月17日(日本時間18日)に米ラスベガスで4団体のベルトをかけて激突す…

決戦まであと2日、ロペスの強打に米メディア注目

 ボクシングの世界ライト級3団体王者、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)とIBF同級王者のテオフィモ・ロペス(米国)は、10月17日(日本時間18日)に米ラスベガスで4団体のベルトをかけて激突する。実績で上回るロマチェンコ有利の見立てが多い中で、ロペスが自慢の強打をどこまで当てられるかが焦点の1つだが、米メディアは過去のロペスの“豪快KO3連発”を動画付きで公開。そのハードパンチに改めて脚光を浴びせている。

 デビューからKOの山を築いてきたロペス。中でも強烈だったのは2018年12月のメイソン・メナード戦だ。試合開始わずか40秒。距離を詰めたロペスは右のオーバーハンドを顔面にクリーンヒットさせた。一発で意識を刈り取られたメナードは硬直したまま、前のめりにダウン。レフェリーはすぐに試合を止めた。

 この一戦で鮮烈な印象を残したロペスは続くディエゴ・マグダレノ戦でも左フックを立て続けに当てて相手を大の字にさせると、昨年末のIBF王座を奪った試合でもリチャード・コミーに完璧なカウンターをクリーンヒットさせ豪快に倒し切った。

 さぁ果たしてこの強打が“精密機械”ロマチェンコに通用するのか。米スポーツ専門局「ESPNリングサイド」は公式インスタグラムにこの3試合の映像を投稿。そして「テオフィモ・ロペスは土曜日の夜、ロマチェンコを自身のハイライト映像に加えるか?」とフォロワーに呼びかけている。

それでも…ファンは冷静「ロマがこの子を破壊するだろう」

 すると海外ファンからは「クリーンだ」「なんてこった」「ヤバすぎ!」「ロペスはビースト」「テオが序盤で片づけるだろう」「テオがロマに凶暴なショットをお見舞いすると思う」などと興奮する声が上がる一方で、冷静にロマチェンコ有利と分析するコメントも多かった。

「ロマがこの子を破壊するだろうね」
「そんなわけない」
「ロマが7回で勝つよ」
「常にチャンスは存在するけど、ロマのレベルには程遠い」
「テオの手が低すぎる。ロマは彼を粉砕するよ」

 傑出した攻撃力と、現代ボクシング最高のディフェンス。上回るのは果たしてどちらか。決戦まであと2日だ。(THE ANSWER編集部)