どんなスポーツでも、メンタルはフィジカルと同じぐらい重要だ。冷静で、安定したメンタルを保てなければ、肉体的にも100%の力を出すことはできない。テニスの世界ランキング12位、21歳のデニス・シ…

どんなスポーツでも、メンタルはフィジカルと同じぐらい重要だ。冷静で、安定したメンタルを保てなければ、肉体的にも100%の力を出すことはできない。テニスの世界ランキング12位、21歳のデニス・シャポバロフ(カナダ)はその重要性を認識し、スポーツ心理学者のトレーニングを受けている。ウェブメディアEssentially Sportsが報じた。【実際の動画】シャポバロフが語るスポーツ心理学の重要性

「スポーツ心理学者の力を借りることは、何も恥ずかしいことだと思わない。テニスにおいても人生においても大事なことだ…メンタルをちゃんとすることは」とシャポバロフは言う。

今年の「全豪オープン」では1回戦負けを喫したが、シャポバロフはその後「全米オープン」で準々決勝に、「ATP1000 ローマ」では準決勝に進出した。

シャポバロフは、メンタル面を強化する必要を感じた。試合での良くなかった部分を分析して、彼のサポートチームは肉体面だけでなく、精神面でもさらに改善する必要があると考えたのだ。

「フォアハンドやバックハンドの練習をするのと同じことだよ。この期間に改善する必要があると思ったんだ。メンタル面の強化は、これからの僕に本当に役立つだろう」

「何度も、メンタル面での問題が浮かび上がった。だからもちろん、そこを一番に強化したかったんだ。それが今一番トレーニングしていることだよ」

自分はメンタル面で問題があると公言するのは簡単なことではない。そうできること自体が、メンタルの強さであるとも言える。今でも素晴らしい選手であるシャポバロフは、成長を続ければもっと明るい将来が待っていることだろう。現在彼は「ATP500 サンクトペテルブルク」(ロシア・サンクトペテルブルク/10月12日~18日/室内ハードコート)に出場している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 サンクトペテルブルク」でのシャポバロフ           (Photo by Mike Kireev/NurPhoto via Getty Images)