審判に怒りの声を上げるイバシカの様子をロシアメディアも報道 男子テニスのサンクトペテルブルク・オープンで、予期せぬ事態に選手が激怒する一幕があった。現地時間13日の1回戦、世界ランク141位イリヤ・イバシカ(ベラルーシ)は、メディカルタイム…

審判に怒りの声を上げるイバシカの様子をロシアメディアも報道

 男子テニスのサンクトペテルブルク・オープンで、予期せぬ事態に選手が激怒する一幕があった。現地時間13日の1回戦、世界ランク141位イリヤ・イバシカ(ベラルーシ)は、メディカルタイムアウト中にトイレへ。これが遅延行為とみなされ、ペナルティを食らってしまった。怒りの声を上げるイバシカの実際の動画をATP公式中継サイト「テニスTV」が公開したほか、開催地ロシアメディアも“トイレ口論”を伝えている。

 怒りが爆発した。「ベラルーシの選手が異様な“トイレ口論”でアンパイアに激怒」との見出しで珍事を伝えているのは現地メディア「ロシアトゥデー」だった。記事によると、問題のシーンは第2セットの第5ゲームを終えたところで生じた。

 メディカルタイムアウトを要求したイバシカは、この間にトイレに行ってもよいと説明を受けてコート外へ。主審から「出来る限り早く済ませるように」と伝えられていたが、トイレから戻ると、主審から遅延行為によるペナルティを宣告されてしまった。納得いかないイバシカは抗議した。

 同メディアによると、イバシカはポイントに関わらないはずと主張。「コートに立っていられなかったんだから、これは緊急事態だったんだ! コート上でして欲しかったんなら自分はできたんだ!」とプレーできない状態でやむなく取った行動だったと主張し、怒り心頭だったという。

「いやいやいや、こんなの冗談だろ!」「これは普通じゃない。どうすればこんなことが可能なんだ?」と叫んだというが、主審は休憩の許容時間を3倍も超えたことで1ゲーム没収の措置を取ったと紹介。「白熱した議論は、イバシカが審判を怒鳴りつけたことでさらに激化。審判は、これ以上続ければさらなるペナルティを与えると警告した」と伝えられている。

 静かな会場で怒鳴り声を響かせる26歳の実際の動画を「テニスTV」公式ツイッターも公開し、話題を集めることに。ペナルティを受けたイバシカだが、この試合は世界ランク39位と格上のアドリアン・マナリノに6-3、7-6で勝利。2回戦進出を決めている。(THE ANSWER編集部)