12日、ATP(男子プロテニス協会)は世界5位のステファノス・チチパス(ギリシャ)と世界7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」への出場権を獲得したと発表した。【最新】ATPシングルスランキ…

12日、ATP(男子プロテニス協会)は世界5位のステファノス・チチパス(ギリシャ)と世界7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」への出場権を獲得したと発表した。【最新】ATPシングルスランキング

チチパスは2年連続の出場権獲得で、昨年は初出場での優勝を果たした。今シーズンは「ATP250 マルセイユ」で優勝、「ATP500 ドバイ」と「ATP500 ハンブルク」で準優勝、「全仏オープン」でベスト4などの成績を残しており、現在27勝10敗だ。

ズべレフは2017年から4年連続の出場権獲得。2018年には決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破って優勝を果たした。今シーズンは「全米オープン」で準優勝、「全豪オープン」でベスト4などの成績を残しており、現在15勝8敗となっている。

例年であれば、ツアー最終戦の出場権は、その年に獲得したポイントが高い上位8名が出場権を得る。しかし今年は新型コロナウイルスの影響で多くの大会が中止に追い込まれたため、2019年3月以降の獲得ポイントを対象にした2020年11月9日付けのランキングで決定される。

ただ世界4位のロジャー・フェデラー(スイス)は今シーズン終了を宣言しているため、実質的には世界9位までが出場権を得ることになる。

現時点ではチチパスとズべレフの他に、ジョコビッチ、ラファエル・ナダル(スペイン)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、ダニール・メドベージェフ(ロシア)が出場権を獲得しており、残る枠は2つとなっている。

今年の「Nitto ATPファイナルズ」は、11月15日からイギリス・ロンドンで無観客にて開催予定。来年からは開催地がイタリア・トリノに移るため、ロンドンは今年が最後となる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「Nitto ATPファイナルズ」でのチチパス

(Photo by Julian Finney/Getty Images)