現地11日の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)大会最終日。男子シングルス決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第1シードのノバク・ジョコビ…

現地11日の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)大会最終日。男子シングルス決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。ナダルが第1セットを6-0で先取した。【トーナメント表】全仏OP男子シングルス

両者の過去対戦成績はナダルの26勝29敗。しかし、クレーコートに限ると17勝7敗、「全仏オープン」では6勝1敗と大きく勝ち越している。「全仏オープン」3連覇中で、13度目の優勝を目指すナダルか、それとも同大会2度目の優勝を飾ってダブルグランドスラムを目指すジョコビッチか。歴史に残る頂上決戦に注目が集まる。

第1セットはジョコビッチのサービスゲームから始まった。第1ゲーム、ドロップショットを多用するジョコビッチにしっかりと対応したナダルがいきなりブレークポイントを握る。そして落ち着いてラリーを制しブレークに成功。

第2ゲームをキープしたナダルは、第3ゲームでも15-40とチャンスをつかむと、ここでもブレークに成功し、リードを広げる。第4ゲームでジョコビッチにブレークポイントを握られたナダルだったが、合計3本のピンチをしのぎきってキープ。ゲームカウント4-0とした。

さらに第5ゲームでは40-0としたところからサーブに苦しむジョコビッチに対し、一気に追い上げたナダルがまたもブレークし、さらにリードを広げた。

そして続く第6ゲームのサービング・フォー・ザ・セットを守りきったナダルが第1セットを先取した。

ジョコビッチはファーストサーブの成功率が42%と低く、ファーストサーブポイント獲得率も27%と苦しんでいる。スコアは6-0だったものの、重要なポイントで差が出ており、全体を通してハイレベルなプレーが多い。

試合は3セットを先取した方が勝利の5セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのナダル

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)