「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)車いすの部で、2018年以来2年ぶり4度目の優勝を果たした上地結衣(日本/三井住友銀行)。決勝では、大谷桃子(日本/か…

「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)車いすの部で、2018年以来2年ぶり4度目の優勝を果たした上地結衣(日本/三井住友銀行)。決勝では、大谷桃子(日本/かんぽ生命)との日本人対決を6-2、6-1で制した。【実際の動画】上地、日本人同士の決勝「来年のパラリンピックでも実現したい」

ITF(国際テニス連盟)公式サイトによると、グランドスラムでの日本人同士の車いすの部シングルス決勝は史上初。試合後の記者会見で、上地は「もちろんタイトルを獲得できてとても嬉しいです。今年2つ目のグランドスラムタイトルです。そして、決勝で同じ国の選手と対戦できたこともとても嬉しいです」と話した。

「今まで一度もなかったと聞いていたので。だから昨日の夜はとてもワクワクしていましたし、今日のパフォーマンスには満足しています」

また、決勝後のコート上での優勝スピーチでは「日本人同士でグランドスラムの決勝を戦えたなんて、いまだに信じられません。来年のパラリンピックでもまたこれを実現したいです」と話した上地。

その言葉を、敗れた大谷もじっと見つめながらしっかりと聞いていた。

歴史的な決勝を勝利し、グランドスラム優勝を果たした上地。そんな彼女を茶目っ気たっぷりに祝福しているのが、国枝慎吾(日本/ユニクロ)。国枝は自身のTwitterに「しかし今回賞金高いな、、上地選手ご馳走様、、じゃなかったおめでとう」と投稿している。

来年のパラリンピックに向けても、上地や大谷のこれからの活躍に期待がかかる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」での上地結衣

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)