「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で、4年ぶり5度目の決勝進出を果たした第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)。決勝はラファエル・ナダル(スペイン…

「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で、4年ぶり5度目の決勝進出を果たした第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)。決勝はラファエル・ナダル(スペイン)との頂上対決となった。【トーナメント表】全仏OP男子シングルス【動画】ジョコビッチ、鉄壁の守備からの強烈なカウンター!

準決勝ではステファノス・チチパス(ギリシャ)とのフルセットを制したジョコビッチ。一方のナダルは、今大会ここまでまだ1セットも落としていない。両者の過去対戦成績はジョコビッチの29勝26敗だが、「全仏オープン」では1勝6敗(2006年のジョコビッチの途中棄権を含む)だ。

準決勝後の記者会見で、ジョコビッチはナダルについて「どの大会でも、これだけの回数優勝している選手はいないと思う。このコートでは、彼はキャリアを通じて2回しか負けていない」と称えた。

「明らかに、(例年の開催時期である)5月や6月にプレーしている時とはコンディションが違う。彼が好むようなボールが肩より高く跳ねるということはなく、僕にとってはチャンスかもしれない。でも、コンディションがどうであれ彼は勝ち上がっている。彼はラファだし、決勝に進出していて、僕らはクレーで戦っているんだ」

「全仏オープン」においては、2016年以来4年ぶり2度目の優勝を狙うジョコビッチ。決勝に向けては「僕が全仏オープンの決勝を戦うということについて、他のグランドスラムの決勝との違いや意義を話したい。ここでは最も優勝していないので、もちろん再度トロフィーを獲得したいというモチベーションは極めて高いんだ」と意気込んだ。

「トロフィーを狙うためには、最高のテニスをしたいと思っている」「大会の最後の試合で、最大のライバルであり最大の壁と対戦する。何をすべきか、どのように準備しなければならないかは理解している。決勝を楽しみにしているよ」

ジョコビッチとナダルの頂上決戦となった「全仏オープン」決勝。試合は11日の大会最終日に行われる予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのジョコビッチ

(Photo by Anthony Dibon/Icon Sport via Getty Images)