「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で4年連続の決勝進出を果たした、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)。前人未到13度目の優勝、およびロジャー・フェデラー(スイス)に並ぶグランドスラム20度目の…

「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で4年連続の決勝進出を果たした、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)。前人未到13度目の優勝、およびロジャー・フェデラー(スイス)に並ぶグランドスラム20度目の優勝へ王手をかけた。【トーナメント表】全仏OP男子シングルス【実際の映像】ナダル、ロングラリーで鋭いバック一閃!

準決勝では、前哨戦で敗れたディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)にストレートで勝利し、見事リベンジを果たしたナダル。試合後の記者会見で「今日の試合にはとても満足している」と話した。

「安定したプレーができたと思う。試合中のほとんどの瞬間で、良い決意をもってプレーできた。特に(第3セットの)タイブレークでは良いプレーで試合を終えることができたよ」

そして、決勝で戦う相手は第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)。今回が通算56度目の対戦となり、過去対戦成績はナダルの26勝29敗だ。両者が最後に対戦したのは今シーズン1月の「ATPカップ」決勝で、その時はナダルがストレートで敗れた。

決勝に向けてナダルは「ノバクと対戦するには、自分の最高のプレーをしなければならないんだ。それが出来なければ、とても難しい状況になる」と話した。

「ここは、自分がこれまで長い間良いプレーをしてきたコート。だからそのことが僕の力になる。しかし同時に、彼はここでも素晴らしい記録を持っていて、ほぼ毎回決勝に進出している。最もタフな相手の1人だ」

その上で「僕はベストを尽くし続けるためにここにいる。僕はこういうシナリオの中で戦うのが好きなんだ。もう一歩前進しなければならない。今日は出来たけれど、もう1つ残っている。それが僕の求めていることだし、それを目指して頑張りたい」と意気込んでいる。

ナダルとジョコビッチの頂上決戦となった「全仏オープン」決勝。試合は11日の大会最終日に行われる予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのナダル

(Photo by Julian Finney/Getty Images)