ユーロ2020予選プレーオフ準決勝、ノルウェー代表vsセルビア代表が8日に行われ、延長戦の末、1-2でセルビアが勝利した…

ユーロ2020予選プレーオフ準決勝、ノルウェー代表vsセルビア代表が8日に行われ、延長戦の末、1-2でセルビアが勝利した。

UEFAネーションズリーグ2018-19・リーグCのグループ3で首位となったノルウェーと、グループ4で首位となったセルビアの決勝進出を懸けた一戦。

ハーランドやウーデゴールが先発したノルウェーと、コラロフやミレンコビッチ、タディッチらが先発となったセルビアの激突。

ラーゲルベック監督率いるノルウェーはフラットな[4-4-2]を採用。2トップにハーランドとセルロートの長身2トップが構え、ウーデゴールは右サイドに入った。

一方のセルビアは[3-4-2-1]を採用。3トップの最前線にミトロビッチ、2シャドーにジュリチッチとタディッチが入り、コラロフは3バックの左に入った。

試合はセルビアが積極的な入りを見せると、ラゾビッチやジュリチッチ、ミトロビッチがシュートを浴びせていく。

しかし32分、ノルウェーが決定機を演出する。右CKからハーランドのヘディングシュートが枠を捉えたが、ゴールライン前のDFにカットされた。

対するセルビアも35分にビッグチャンス。ボックス左に侵入したジュリチッチのラストパスをミトロビッチは押し込むだけだったが、スラインディングシュートは枠を捉えきれず。

すると45分にはノルウェーにチャンス。だが、ハーランドのクロスからセルロートがヘディングで合わせたシュートはGKのセーブに阻まれ、ゴールレスで前半を終えた。

迎えた後半も押し込む入りとしたセルビアは、55分に決定機。右クロスを受けたゴール前のジュリチッチがフリーでシュートを放ったが、GKヤルシュテインのファインセーブに阻まれた。

その後は膠着状態に陥った中、73分にコラロフのミドルシュートでGKヤルシュテインを強襲したセルビアは、82分に均衡を破る。コラロフのFKをミトロビッチが折り返し、最後は直前に投入されていたミリンコビッチ=サビッチが右足で押し込んだ。

それでも88分、ノルウェーが意地を見せる。ボックス手前右からノルマンが右足を振り抜くと、シュートがゴール左に決まった。

ワンチャンスで延長戦に持ち込まれたセルビアが攻勢に出る中、延長前半11分にラゾビッチのシュートが左ポストに直撃すると、1分後に勝ち越す。決めたのはまたしてもミリンコビッチ=サビッチ。

右サイドからボールを繫ぎ、タディッチのラストパスをゴールエリア左のミリンコビッチ=サビッチが意表を突いたチップキックシュートでお洒落にネットを揺らした。

延長後半は追うノルウェーが押し込む展開が続いたものの、セルビアが逃げ切り。激闘を制し、決勝進出を決めている。

リーグC準決勝のもう一試合であるスコットランド代表vsイスラエル代表はゴールレスで迎えたPK戦を5-4で制したスコットランドが決勝に進出し、セルビアと本戦を懸けて戦うことが決まった。

また、リーグDでも準決勝の2試合が行われ、北マケドニア代表vsコソボ代表は2-1で北マケドニアが勝利。そして、ジョージア代表vsベラルーシ代表は1-0でジョージアが勝利し、北マケドニアとジョージアで本戦出場を懸けた決勝が3月に行われることになった。