サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~Questionハキミにボールが渡り、ルカクの動きを見たサンチェスはどうした…
サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~
Question
ハキミにボールが渡り、ルカクの動きを見たサンチェスはどうしたか?
アントニオ・コンテ監督体制2シーズン目のインテルの攻撃が爆発している。
インテルにとって実質シーズン開幕戦となった第2節フィオレンティーナ戦で、4-3と撃ち合いを制すると、中3日で行なわれた昇格組の第1節ベネヴェント戦では、5-2と大勝を収めた。
昨季リーグ2位と見事復調したインテルは、今季こそスクデット獲得のため分厚い陣容を揃えている。
バルセロナからアルトゥーロ・ビダルの獲得や、バイエルンからイバン・ペリシッチの復帰などは大きな戦力アップ。さらにドルトムントから加入したアクラフ・ハキミも、高いアシスト能力だけでなく得点力も備え、右ウイングバックでの大きな活躍が期待される。
そんなハキミも早速絡んだ得点シーンが生まれたのが、ベネヴェント戦の先制点だ。

ロングボールから3対3の状況になった。ここからインテルはどのように崩しただろうか
キックオフの流れから、アレクサンダル・コラロフのロングフィードを右サイドでハキミがコントロール。中央はロメル・ルカク、アレクシス・サンチェスが走り込んだ。ここからインテルはどのように崩しただろうか。
6歳でプロを決意。ルカクはデカい選手の育成の好例>>
Answer
ルカクの後ろに入ったサンチェスとハキミが、ワンツーでサイドを突破
キックオフの流れから自陣でボールを繋ぐインテルに対して、ベネヴェントがプレッシングをかけ、ラインが上がったところでコラロフからハキミへロングフィードが送られた。大きく局面が動き、ベネヴェントは自陣に戻りながらの守備を強いられた。

ルカクの後ろのスペースにサンチェスが入り、ハキミとワンツー。右サイドを崩してゴールへつなげた
右サイドでハキミがボールを受けると、中央のルカクとサンチェスが動き出した。ここでポイントになったのがサンチェスである。ルカクが真っ直ぐゴール方向へ動いて相手DFを引き連れると、サンチェスは空いた後方のスペースで受けるように右サイドへ寄って行った。
フリーのサンチェスを使って、ハキミはワンツーで右サイドを崩し、敵陣深くまでえぐる。この時、ルカクのマークについていたDFルカ・カルディローラは、サンチェスに対応しようとマークを外して飛び出した。
後方のDFカミル・グリクがマークを受け渡されるが、すでに内側をルカクに取られていた。左腕でグリクをブロックしながら空間をつくるルカクに、ハキミが鋭いグラウンダーのクロスを合わせてフィニッシュ。
コラロフからのロングフィードでできた3対3の局面を、サンチェスが気の利いた動きで相手守備に歪みをつくり、インテルが電光石火の先制点を奪ったシーンだった。