「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で、自身初の同大会ベスト4進出を果たした第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)。準決勝では第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。【トーナメン…

「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で、自身初の同大会ベスト4進出を果たした第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)。準決勝では第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。【トーナメント表】全仏OP男子シングルス

チチパスは準々決勝で、第13シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)にストレートで勝利。前哨戦「ATP500 ハンブルク」決勝のリベンジを果たした。

今大会は初戦でフルセットを戦ったものの、2回戦以降は1セットも失っていないチチパス。グランドスラムでのベスト4進出は、2019年「全豪オープン」以来2度目となる。試合後の記者会見で本人は「幼い頃から、グランドスラムで勝利することを夢見てきた。今このポジションにいられることを、嬉しく思うよ」と話した。

「前回(2019年の全豪オープン)から学べると思う。僕は大きな夢を追い続けているんだ」

そして準決勝の相手、ジョコビッチとは過去2勝3敗。今シーズン2月の「ATP500 ドバイ」決勝で対戦した際はストレートで敗れており、現在2連敗を喫している。一方ジョコビッチは、この日の準々決勝で首の右側に大きな湿布を貼り、左腕にも違和感があったようで気にする仕草を多く見せていた。

記者からジョコビッチは首を痛めているようだが、と聞かれたチチパスは「対戦相手は対戦相手。怪我の有無は関係ない」と答えた。

「自分のやるべきことをやる。僕はここ数試合と同じ強さと集中力で試合に臨んでゆくので、そのことは忘れた方がいい」

チチパスが自身初のグランドスラム決勝進出をかける試合は、現地9日の大会13日目に行われる予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのチチパス

(Photo by Julian Finney/Getty Images)