テニスの元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)は、現在開催中の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で、「テニスコート上で着けられた最も高価な」78万ポン…

テニスの元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)は、現在開催中の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で、「テニスコート上で着けられた最も高価な」78万ポンド(約1億651万円)の腕時計を着けている。英The Sun紙が伝えた。【実際の写真】ナダルがしている高級時計

この時計はナダルがブランドアンバサダーを務めるRichard Mille社が制作。サイドには“RAFA”と刻まれており、盤面は黒、ネジはオレンジ、ストラップはライトブルーで、今大会でのナダルのナイキのウェアの色とマッチしている。

また盤面には碁盤目のラインが入っており、ラケットに張られたストリングを思わせる。これはテニス選手がコート上で着けた時計で、初めて100万ドル(約1億558万円)を超えたものだ。

このモデルは、Richard Mille社とナダルが契約を結んで10周年を記念して作られ、RM 27-04 Tourbillon Rafael Nadalと名付けられている。

公式サイトによればこの時計は「1万2,000Gの加速度に耐えることができ、硬度が高く熱膨張率が低く、湿度と温度への耐性が高く、まさにコート上のラファエル・ナダルにふさわしい」

2010年にRichard Mille氏に会うまで、ナダルはコート上で腕時計を着けることに否定的だったが、今ではこの時計は約20グラムという軽さなので着けていることを感じないと言う。生来右利きでテニスだけは左打ちのナダルは、腕時計を右腕に着けることでも有名だ。

2017年の「全豪オープン」でナダルはRM 27-02 Tourbillonを着けていたが、それは72万ポンド(約9,811万円)だった。

「クレーキング」の異名を持ち、「全仏オープン」で前人未到の12回の優勝を遂げているナダル。今年も順調に1セットも落とすことなく準々決勝まで進んできたが、同大会13回目、そしてロジャー・フェデラー(スイス)と並ぶグランドスラム男子シングルス最多優勝記録となる20回目の優勝を遂げることはできるだろうか。

※為替レートは2020年10月5日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのナダル

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)