「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)男子シングルス準々決勝でフルセットの末に敗れ、5年連続のベスト4を逃したドミニク・ティーム(オーストリア)。試合後の記者会見で「正直言って、今日は限界を超えていた」と…

「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)男子シングルス準々決勝でフルセットの末に敗れ、5年連続のベスト4を逃したドミニク・ティーム(オーストリア)。試合後の記者会見で「正直言って、今日は限界を超えていた」と話した。【トーナメント表】全仏OP男子シングルス【実際の動画】ティームとシュワルツマンが死闘で見せた、極上のラリー

9月の「全米オープン」でグランドスラム初優勝を果たし、クレー前哨戦への出場はなしで「全仏オープン」を戦ったティーム。

今大会は3回戦まで失セット0で勝ち上がったが、4回戦ではドロップショットを多用する地元の若手ユーゴ・ガストン(フランス)に苦しめられフルセットを戦った。そして親しい友人でもあるディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)との準々決勝は、5時間超の死闘だった。

ティームは「最後は自分の全てを出し切った。素晴らしい試合だったよ。5時間を超えたのは、自分のキャリアでは初めてだと思う」と前向きに振り返り、「ディエゴは勝つに相応しい。まあ、仕方ないよ」と相手を称えた。

「全般的には、ここでの自分のパフォーマンスを嘆いていない。(全米オープン決勝後)長い帰り旅、時差ボケなどで、かなり短い時間しかなかったからね」「ここに来て、かなり過酷な条件の中でプレーしたんだ。その中でここまで来れたことは、とても嬉しいよ」

一方、勝利したシュワルツマンは準決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルは準々決勝で、世界75位ヤニク・シンネル(イタリア)を7-6(4)、6-4、6-1のストレートで下しての勝ち上がり。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのティーム

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)