最後はセペダが大逆転勝利、米ファンも喝采 ボクシングの注目の一戦はダウンの応酬の末に衝撃のKO劇となった。3日(日本時間4日)、米ラスベガスのMGMグランドで行われたWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦。WBC同級2位のホセ・セペダ(米国…

最後はセペダが大逆転勝利、米ファンも喝采

 ボクシングの注目の一戦はダウンの応酬の末に衝撃のKO劇となった。3日(日本時間4日)、米ラスベガスのMGMグランドで行われたWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦。WBC同級2位のホセ・セペダ(米国)が壮絶な打撃戦の末に、元IBF同級王者イバン・バランチェク(ベラルーシ)に5回2分50秒TKO勝ち。米興行大手・トップランク社が実際のKOシーンの動画を公開。米記者からは「これはファイト・オブ・ザ・イヤーだ」と評する声が上がっていたが、海外のボクシングファンからも「なんというKOだ」「今まで見たTV中継の中で最高の試合」などと驚愕の反響が集まっている。

 壮絶な一戦だった。4回まですべてのラウンドでどちらかがダウンを奪う、大激闘が展開された。そして結末は5回だ。残り15秒、バランチェクの左をかいくぐったサウスポーのセペダが右のオーバーハンドから、返しの左フックを直撃させる。仰向けに、エビぞりのような体勢になって倒れるバランチェクは被弾の瞬間に失神。決着がついた。

 1ラウンドに2度ダウンを奪われていたセペダ。5回もこのシーンの直前にダウンしており、まさに起死回生の一撃。大逆転KOとなった。ダウンは両者合わせてなんと8度という、歴史的な激闘だった。

 海外記者から「年間最高試合」との声も上がった一戦のKOシーンをトップランク社は公式ツイッターで「間違いなく、2020年に見られる最もクレイジーなもの」と記して動画付きで公開。目の当たりにした米ファンからは「今まで見たTV中継で最高の試合だった」「俺は未だ興奮している」「なんというKOだ」「尊敬の念を抱く」「5ラウンド全てが素晴らしい戦いだった」などと驚愕と称賛のコメントが殺到している。(THE ANSWER編集部)