8度のダウンの応酬の末、セペダが劇的KO…興行主が48秒の動画公開 ボクシングの注目の一戦はダウンの応酬の末に衝撃のKO劇となった。3日(日本時間4日)、米ラスベガスのMGMグランドで行われたWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦。WBC同…

8度のダウンの応酬の末、セペダが劇的KO…興行主が48秒の動画公開

 ボクシングの注目の一戦はダウンの応酬の末に衝撃のKO劇となった。3日(日本時間4日)、米ラスベガスのMGMグランドで行われたWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦。WBC同級2位のホセ・セペダ(米国)が壮絶な打撃戦の末に、元IBF同級王者イバン・バランチェク(ベラルーシ)に5回2分50秒TKO勝ち。米興行大手・トップランク社は実に全8度のダウンシーンのハイライトを公開。スペクタクルな48秒間は「まるでロッキー映画」「今日何度も見た」などと興奮を誘っている。

 壮絶な一戦だった。4回まですべてのラウンドでどちらかがダウンを奪う、大激闘が展開された。そして結末は5回だ。残り15秒、バランチェクの左をかいくぐったサウスポーのセペダが右のオーバーハンドから、返しの左フックを直撃させる。仰向けに、エビぞりのような体勢になって倒れるバランチェクは被弾の瞬間に失神。決着がついた。

 1ラウンドに2度ダウンを奪われていたセペダ。5回もこのシーンの直前にダウンしており、まさに起死回生の一撃。大逆転KOとなった。ダウンは両者合わせてなんと8度という、歴史的な激闘だった。

「これを見てください:48秒の狂気 セペダとバランチェクが生み出した最高傑作の中の8回のノックダウンの全て」とつづり、トップランク社は公式ツイッターで全ダウンシーンのハイライトを公開。白熱のダウンの応酬に米ファンからは「これは伝説」「アメージングな戦い」「俺はこれをライブで見られなかったことを悔やんでいる」「信じられない」「今日何度も見た」「まるでロッキー映画」などと反響が集まっている。

 現地メディアからも「年間最高試合」「KO・オブ・ザ・イヤー」との声も上がった一戦。SNS上でも興奮を呼んでいる。(THE ANSWER編集部)