FCバルセロナ対セビージャは、スペインサッカー界の歴史的な存在であると同時に、非常にレベルの高い試合でもある。4日21時(日本時間5日4時)にカンプノウで行われる同カードは、バルセロナのロナルド・アラウホ、ウスマン・デンベレ、そしてレオ・メ…
FCバルセロナ対セビージャは、スペインサッカー界の歴史的な存在であると同時に、非常にレベルの高い試合でもある。4日21時(日本時間5日4時)にカンプノウで行われる同カードは、バルセロナのロナルド・アラウホ、ウスマン・デンベレ、そしてレオ・メッシの3選手にとって特別な意味を持つ試合となる。
■アラウホ
2019年10月6日のカンプノウのセビージャ戦(4-0)でアスルグラナの選手として正式デビューしたアラウホ。脚に痙攣を起こしたトディボに代わってピッチに入った彼は、天国から地獄に突き落とされる。
出場から7分後の87分、相手FWチチャリート・エルナンデスを決定機で倒してしまい、一発レッドの退場処分を受けてしまう。当時の監督エルネスト・バルベルデは試合後、「彼のデビューだったし、私の立場からすると反則とは思えなかった」と、20歳(当時)のウルグアイ人CBを庇った。今回はクレマン・ラングレが出場停止のため、アラウホにリベンジの機会が訪れることになる。
■デンベレ
アラウホが退場したこの一戦で、フランス人ウィングは3-0とするゴールを決めた。しかし、この得点がウスマン・デンベレの最後のゴールとなった。右大腿二頭筋の腱断裂で長期離脱し、9試合の出場に留まった。また同一戦では、アラウホの退場に不満を漏らし、主審を務めたマテオ・ラオスに「本当に下手」と侮辱的な発言を浴びせて退場処分を受けている。
デンベレはアスルグラナとして75試合に出場し19ゴールを記録している。復帰後、プレシーズン初戦のジムナスティッチ戦で、クーマン体制の初ゴールを記録しているが、再起をかけた公式戦での復活ゴールが待たれる。
■メッシ
バルセロナのキャプテンは、39試合で37ゴールという最多得点を記録している相手と対戦する。2006年10月15日のリーガ第3節で対セビージャ初ゴールを挙げると、それ以来、3度のハットトリックと7回のドブレテなど、ネルビオンのチームにとって悪魔のような存在となっている。
メッシは2010年8月14日のスペインスーパーカップ(3-1)以来、セビージャ戦での負けを知らない。ラ・リーガで敗れたのは2007年3月3日のみである(2-1)。
メッシは、セビージャ(37)、アトレティコ(32)、バレンシア(28)、レアル・マドリー(26)、エスパニョール(25)、アスレティック&オサスナ(24)、ベティス(23)、レバンテ(22)、デポルティーボ&エイバル(20)の11チームから20ゴール以上を記録している。バルサで635ゴール277アシストをマークしているアルゼンチンのクラックは、通算734試合目でセビージャと対戦する。