「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で11年連続のベスト16進出を果たした、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)。試合後の記者会見で、4回戦に勝ち…

「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で11年連続のベスト16進出を果たした、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)。試合後の記者会見で、4回戦に勝ち上がった予選勝者や若手たちについてコメントした。【トーナメント表】全仏OP男子シングルス【動画】ジョコビッチ、センターコートをブラシで整備するファンサービス

今大会ここまでジョコビッチ、ラファエル・ナダル(スペイン)、ドミニク・ティーム(オーストリア)の優勝候補はそれぞれ失セット0で盤石の勝ち上がりを見せている。一方、注目はトップ150より下位の選手が3人勝ち残っており、それが若手であることだ。その3人は以下の通り。

[Q]ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ):世界186位、22歳。

[WC]ユーゴ・ガストン(フランス):世界239位、20歳。

[Q]セバスチャン・コルダ(アメリカ):世界213位、20歳。

ジョコビッチは記者会見で「グランドスラムに到達し何回戦か勝つために、どれだけの努力と献身が必要なのかを理解している」「だから、それは常に尊敬に値することだ」と話した。

その上で「テニス界全体にとって、ニューフェイスたちが現れることはすごく良い」と評価した。

またコルダについては、父が元世界2位で1998年「全豪オープン」を制したペトル・コルダ(チェコ)であることに触れ「彼のお父さんはチャンピオンだったし、彼が4回戦に進出してきたのは素晴らしい話だと思う」とコメントしている。

「もちろん、ブランドは必要だと思う。観客を惹きつける、おなじみの顔ぶれも望まれるだろう。でも同時に、世界最大級の大会で若い選手が活躍することは、我々の競技にとっても非常にポジティブなことだと思う」

3回戦を勝利したジョコビッチは、次戦で第15シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 ローマ」でのジョコビッチ

(Photo by Riccardo Antimiani - Pool/Getty Images)