4階級制覇へ、ギボンズ氏も視野「カシメロは歴史を作ることになる」 ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は3度目の防衛に成功し、再びWBAスーパー&IBF同級王者の井上尚弥(大橋)に対して再び挑発に出ている…

4階級制覇へ、ギボンズ氏も視野「カシメロは歴史を作ることになる」

 ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は3度目の防衛に成功し、再びWBAスーパー&IBF同級王者の井上尚弥(大橋)に対して再び挑発に出ているが、別のターゲットとして4階級制覇にも意欲。WBC世界スーパーバンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)に対しても「イージーワークだ」と豪語している。

 先月26日(日本時間27日)のタイトルマッチで3回TKO勝利を収め、3度目の防衛に成功したカシメロは再び“舌好調”モードだ。

 フィリピンテレビ局の「ABS-CBN」電子版は「ネリ戦は『イージーワーク』とカシメロは豪語」と題した記事で威勢の良さを伝えている。

 カシメロは「もしナオヤ・イノウエが俺と本当に戦いたくないのなら、俺はルイス・ネリの階級に移る。そうすれば4階級王者になれるんだ」と語り、井上戦が実現しなければスーパーバンタム級に転向しネリをターゲットに定めるようだ。

 ネリに対しても「イージーだ。イージーワーク」と豪語。さらに「たくさんやらなければいけない試合があるんだ。ネリ、リゴンドーたち。多くの人間がビッグファイトを待ち望んでいる」と野望を語っている。

 3度目の防衛戦では、粗いがパワフルなファイトスタイルを改めて披露したカシメロ。プロモーターのショーン・ギボンズ氏も「両者のファイトスタイルを考えた時に、ネリ戦は最もエキサイティングな戦いになるだろう。4階級王者になれば、カシメロは歴史を作ることになる」と話しており、陣営もネリを視野に入れているようだ。(THE ANSWER編集部)