現地2日の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)大会6日目。男子シングルス3回戦で、第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が、第28シードのキャスパ…

現地2日の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)大会6日目。男子シングルス3回戦で、第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が、第28シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦。ティームが6-4、6-3、6-1で勝利し、5年連続でベスト16入りを果たした。【トーナメント表】全仏OP男子シングルス

対戦相手のルードは、ツアー中断前は2月の「ATP250 ブエノスアイレス」でツアー初優勝を飾り、「ATP250 サンティアゴ」でも準優勝。再開後も、今月の「ATP1000 ローマ」と「ATP500 ハンブルク」の2大会でベスト4と、特にクレーコートで急成長を見せている21歳だ。

一方のティームは「全米オープン」で優勝したため、クレーコート前哨戦を経ずに今大会へ出場。クレーコートへの適応時間が例年より短く、「全米オープン」での疲労も心配されたが、そんな不安点を吹き飛ばすような次世代クレーキングらしいプレーを見せており、この試合でも尻上がりに調子を上げて勝利した。

ティームは第1セットこそブレークポイント6本を握られ1度ブレークされたが、第2セットは2本に抑え被ブレークなし。第3セットはピンチ0と徐々に付け入る隙をなくし、最後は圧倒した。

これで3試合を戦い、ティームはまだ失セット0と初優勝に向けて順調な勝ち上がりを見せている。

勝利したティームは4回戦で、第16シードのスタン・ワウリンカ(スイス)対世界239位のユーゴ・ガストン(フランス)の勝者と対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのティーム

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)