「全米オープン」で優勝し、3度目のグランドスラムチャンピオンとなった大坂なおみ(日本/日清食品)。ニューヨークでの怒涛の2週間を終え、のんびりした休暇で心と体を癒やしている。現在22歳の大坂は…

「全米オープン」で優勝し、3度目のグランドスラムチャンピオンとなった大坂なおみ(日本/日清食品)。ニューヨークでの怒涛の2週間を終え、のんびりした休暇で心と体を癒やしている。現在22歳の大坂は、長引く左太ももの怪我を理由に今週から始まった「全仏オープン」には出場せず、父の故郷であるハイチへと飛んだ。米テニスメディアBaselineが伝えている。【動画】大坂なおみ 全米OP決勝スーパープレー集【実際の写真】ハイチを満喫する大坂なおみ

グランドスラムで優勝することが大変なことは言うまでもないが、今回の大坂はそこに社会的な活動をも付け加えた。大坂は、「全米オープン」で、アメリカで殺害された黒人男性・女性の名前をあしらったマスクをつけてコートに現れ、彼らへの想いを力に変えて全身全霊で戦った。

現在世界ランキング3位の大坂によると、マスクを付けることでマイナスの影響は全くなかったとのこと。準決勝でそこまで絶好調だったジェニファー・ブレイディ(アメリカ)を破り、決勝でビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に打ち勝った姿は、その言葉を裏付けるものだった。

ハイチで大坂は、プールサイドで太陽を浴びてリラックスする様子や、いくつもの絶景をSNSでシェア。昨年に引き続き米TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたばかりの大坂にふさわしい休暇と言えるだろう。

「ハイチはすごくいい雰囲気!」と大坂はツイート。

大坂が次に出場する大会についての情報は現時点ではないが、ゆっくり休養の時間を取ったら、再びテニス界と世界にポジティブな影響を与えてくれることだろう。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での大坂なおみ

(Photo by Al Bello/Getty Images)