「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で2回戦敗退となった、世界35位の錦織圭(日本/日清食品)。試合後の記者会見で、現在の心境やプレーの感覚を明かした。【…
「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)で2回戦敗退となった、世界35位の錦織圭(日本/日清食品)。試合後の記者会見で、現在の心境やプレーの感覚を明かした。【動画】右肩の治療も受けフルセットで粘るも惨敗 錦織圭vsトラバグリア/全仏OP男子2回戦【写真】試合中に右肩の治療を受ける錦織
今大会1回戦から2試合連続での5セットマッチを戦った錦織。1回戦の試合時間は3時間49分、そしてこの日も3時間53分と長丁場だった。
錦織は「この試合、1回戦よりいい試合が出来たのでそういう意味では良かったのと、(今大会で)5セットも2回できたので良かったと思います」と前を向いた。
「本当に今日はラケットが振り切れていて、安定感は無いもののプレーはかなり良くはなってきていたので、クレーは終わりますけど良い試合で終われたので良かったといえば良かったですね。3セット4セットで勝てたチャンスがあったっていうところは悔やまれますけど」
ツアー復帰からまだ1ヶ月経っていない中で、プレーについては「ボールを打つ感覚がまだまだ」だという。それでも「悪いところの方が今は正直多いですけど、悪すぎはしないので、そこが唯一の救いですね」と話した。
悔しさも口にする錦織だが、一方で試合数を重ねることで少しずつ試合勘を取り戻しつつあるようだ。
「ちょっとずつですね本当に、感覚が掴めてきてるんだと思います」「これに関しては、たぶんいっぱい試合してテニスして、それしかないので、こうやって5セットできたってことがある意味では良かったかなと思います」
錦織のクレーコートシーズンは2勝4敗で終了。次は12日開幕の室内ハードコート大会「ATP500 サンクトペテルブルク」への出場を予定している。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全仏オープン」での錦織圭
(Photo by Julian Finney/Getty Images)