プロ野球・巨人原辰徳監督(62)の「メジャー流」が止まらない。 巨人は、9月いっぱいに設定された期限ギリギリとなる29…
プロ野球・巨人原辰徳監督(62)の「メジャー流」が止まらない。
巨人は、9月いっぱいに設定された期限ギリギリとなる29日に「駆け込みトレード」を発表した。田中貴也捕手(28)を金銭トレードで楽天に放出。交換要員はなし。故障で捕手が不足する楽天からの打診に、原監督が快諾したという。
田中は2軍で盗塁阻止率5割を超える強肩だが、巨人は大城、小林、炭谷、岸田と捕手層が厚く、今季1軍で出番はなかった。「使いたい戦力ではあったけど、貴也には大チャンス。やっぱり限られた年数の中での個人事業主というね。夢追い人であるということだよね」と原監督独特の言い回しで活躍を願った。
トレードに積極的な石井一久GMの楽天とはこれで今季3件のトレードを成立させ、獲得したウィーラー、高梨が1軍戦力として生き生きと活躍している。7日はドラフト1位の沢村をロッテに送り出し、球界に衝撃を与えたばかり。シーズン中のトレードが4件という異例の多さは、大物選手のトレードも頻繁に行われるメジャーリーグを思わせる。
19年から第3次政権の指揮をとる原監督は「メジャー化計画」を推進。本拠地・東京ドームのマウンドをメジャー仕様の硬さに変更し、「2番打者最強説」で坂本を起用すると5年ぶりリーグ優勝の原動力となった。
今年に入ってメジャー流はますます加速。活発なトレードを筆頭に、8月6日阪神戦では大量リードされた場面で野手の増田大を登板させた。巨人OBなどから采配批判もあったが、連戦が続く長丁場を見据え、投手のコンディショニングを最優先した。先発ローテーションの谷間だった8月9日中日戦では、中継ぎの宮国を先発させる「オープナー」も採用した。
ナイター翌日のデーゲーム、遠征から戻った移動ゲームでは、試合前の全体練習をやめ、メニューを選手各自に任せてリフレッシュさせることもある。「たまには気分転換にね。『ショー・アンド・ゴー』と言ってメジャーではよく使う。いくら選手に力があってもコンディションが整っていなければ、力を発揮できない。どうサポートしていくかがチームの役割だと思いますね」と指揮官は説明する。
もともと指名打者(DH)制やリクエスト制度など、日本のプロ野球がメジャーから導入した仕組みは多い。メジャー流を惜しげもなく取り入れ、連覇へ首位独走の原巨人。「メジャーかぶれ」と見ている他球団もあったというが、これだけ結果を出されは何も言えまい。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]