1回戦で第19シードのオジェアリアシムにストレート勝ち 男子テニスの世界ランク52位・西岡良仁(ミキハウス)は現地時間28日、4大大会・全仏オープンのシングルス1回戦で同22位フェリックス・オジェアリアシム(カナダ)と対戦。7-5、6-3、…

1回戦で第19シードのオジェアリアシムにストレート勝ち

 男子テニスの世界ランク52位・西岡良仁(ミキハウス)は現地時間28日、4大大会・全仏オープンのシングルス1回戦で同22位フェリックス・オジェアリアシム(カナダ)と対戦。7-5、6-3、6-3で勝利し、2回戦進出を決めた。第19シード相手に金星を挙げた25歳に海外メディアも続々と反応。「番狂わせ警報発令」「本当に感銘を受けた」などと注目されている。

 格上相手に完勝だ。雨で開始が約2時間遅れた試合。第1セットは先にブレークされながらも逆転し、第2セットも粘りのプレーで奪取した。迎えたマッチポイント、相手のリターンがアウトになると、地面に向かって体を曲げ、左の拳を強く握りしめて叫んだ。会心のストレート勝ち。体を起こすと、弾けんばかりの笑顔を見せた。

 伸び盛りの20歳を相手にアップセットを決めた西岡に、海外メディアも続々と反応した。カナダのスポーツ専門メディア「ザ・スポーツ・ネットワーク」のマーク・マスターズ記者は、「番狂わせ警報発令」と自身のツイッターに記載。また、全米OP公式公式ツイッターは「ヨシの物語。ランキング19位のフェリックス・オジェアリアシムにストレート勝ちの番狂わせ」などと驚きをもって伝えている。

 ポルトガル地元紙「レコード」の記者などを務めるジョゼ・モルガド氏も自身のツイッターで試合結果を伝え、西岡について「本当に感銘を受けた」とつづっている。ATP公式中継サイト「テニスTV」公式ツイッターは「完璧な(少し遅れた)誕生日プレゼント」と、27日に25歳を迎えたばかりの西岡に注目していた。

 西岡は2回戦では世界ランク239位のユーゴ・ガストン(フランス)と対戦する。(THE ANSWER編集部)