WBSS優勝者のテイラーが無敗の挑戦者を1回KOも、フィニッシュブローは一体? ボクシングのWBAスーパー&IBF世界スーパーライト級王者ジョシュ・テイラー(英国)が26日(日本時間27日)に行われた同級タイトルマッチで、挑戦者のIBF1位…

WBSS優勝者のテイラーが無敗の挑戦者を1回KOも、フィニッシュブローは一体?

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界スーパーライト級王者ジョシュ・テイラー(英国)が26日(日本時間27日)に行われた同級タイトルマッチで、挑戦者のIBF1位アピヌン・コーンソーン(タイ)に初回2分41秒KO勝ち。左ボディーアッパー一撃で試合を終わらせたが、あまりに軽く見えるパンチに海外ファンからは困惑の声が上がっている。

 テイラーが強いのか、それとも……。無敗のタイ人挑戦者をあっさりと退けた。第1ラウンド、ロープに追い詰めたテイラーはクリンチからの離れ際、相手の左フック、右ストレートをかいくぐると左フックをレバーに突き刺した。再び組み付こうとするコーンソーンだが、支えがなくなると糸が切れたのように崩れ落ちた。

 悶絶ボディーに立ち上がることができないコーンソーン。圧巻の161秒KOだったが、目の当たりにした海外のボクシングファンは困惑の色を隠せないようだ。

 英衛星放送局「BTスポーツ」が公式ツイッターで「ボディーへの左アッパーカットで試合を終わらせる。ジョシュ・テイラーがアピヌン・コーンソーンに1回で勝利」と記してKOシーンを動画付きで公開しているのだが、コメント欄には「ガラスの肋骨」「かわいそう」「冗談だろ」「強いパンチにさえ見えないけど」「こりゃ(弱すぎて)衝撃的だ」「柔すぎるボディーショット」「20回見て未だに(決め手となった)パンチが分からない」「奇妙なKOだ」などと書き込みが集まっている。

「ボディーへの左。微妙かと思ったけど、実際は素晴らしいヒット」「時に精確さがパワーよりも大きなダメージを与える」などと見た目以上のダメージを認める声もあったが、多くは懐疑的な目を向けている。

 井上尚弥が優勝したWBSSシーズン2、スーパーライト級の優勝者でもあるテイラーはこれでデビューからの連勝を17に伸ばした。大きな実力差が生んだあっけない幕切れだったようだ。(THE ANSWER編集部)