“超高校級”のプレーに会場の視線を独り占めー。前大会はFIBA U-18アジアカップ出場のために不在だったこともあり、チームは2回戦敗退。しかし、日の丸を背負い、海外選手に揉まれた河村は一回り大きくなって戻ってきた。その後の国体、ウィンター…

“超高校級”のプレーに会場の視線を独り占めー。

前大会はFIBA U-18アジアカップ出場のために不在だったこともあり、チームは2回戦敗退。しかし、日の丸を背負い、海外選手に揉まれた河村は一回り大きくなって戻ってきた。その後の国体、ウィンターカップで優勝を飾ると、主将として臨んだ昨年のインターハイ決勝では、攻守に渡って大車輪の活躍を見せた。鋭い高速ドライブで切り込んで自らゴールを決めれば、ディフェンスをひきつけて味方のスリーポイントをアシスト、さらには相手オフェンスの流れを食い止めたりと、ポイントガードでありながらも最多得点を叩き出し、チームを優勝へと導いた。

高校でのシーズンを終えると、今年の1月にはプロバスケットボールリーグ「B1」の三遠ネオフェニックスの特別指定選手として加入し、同月にデビュー。B1史上最年少出場及び史上最年少得点の記録を更新、新人賞ベストファイブも獲得し、プロの舞台で戦えることを証明した。現在は強豪・東海大学に所属。河村が世界を驚かせる日が来るのもそう遠くはないかもしれない。