世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は25日(日本時間26日)、最新の野球世界ランキングを発表した。先日メキシコで開催されたU-23W杯で優勝した日本は世界ランク1位を堅守。2位アメリカ合衆国に大きく差をつけた。■2位アメリカ以下5位キュー…

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は25日(日本時間26日)、最新の野球世界ランキングを発表した。先日メキシコで開催されたU-23W杯で優勝した日本は世界ランク1位を堅守。2位アメリカ合衆国に大きく差をつけた。

■2位アメリカ以下5位キューバまで変動なし

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は25日(日本時間26日)、最新の野球世界ランキングを発表した。先日メキシコで開催されたU-23W杯で優勝した日本は世界ランク1位を堅守。2位アメリカ合衆国に大きく差をつけた。

 WBSCでは、U-12世代からトップチームまで各国の代表チームが、過去4年間(2013-16年)に国際大会で収めた成績に応じてポイントを累計し、世界ランキングを作成している。今回発表された最新ランキングには、日本代表が優勝したU-18アジア選手権、U-23W杯をはじめ、U-18パンアメリカ選手権、ヨーロッパ選手権など、今年下半期に行われた国際大会の成績が反映されている。

 前回発表されたランキングと1-5位の順位変動はない。U-18アジア選手権とU-23W杯で優勝した日本は世界ランク1位のまま。だが、2位アメリカ合衆国とのポイント差を105から641に広げ、世界の他チームに1歩先んじた。

 トップ5を見ると、アジア勢が大健闘している。3位にはU-23W杯で3位に入った韓国、4位にはU-18アジア選手権で準優勝したチャイニーズ・タイペイがランクイン。アジアの“3強”が世界でもトップクラスに入ることを印象づけた。

■上位12チームがプレミア12への参加資格をゲット

 5位のキューバも合わせ、トップ5入りした国と地域は、いずれも来年カナダで開催されるU-18W杯への出場権を勝ち取っている。

 先日、侍ジャパン・トップチームとの強化試合で来日したメキシコは、ランキング創設以来最高の6位に入り、9位に入ったオランダもイタリアを抜いてヨーロッパ最高位につけた。

 その他、WBCファーストラウンドで日本と同組のオーストラリアは、U-23W杯での準優勝に後押しされて11位にランクアップ。中南米の強豪プエルトリコは12位、ドミニカ共和国は13位だった。

 WBSCが定める世界ランキングの上位12チームが、2019年に開催される第2回プレミア12の参加資格を持つ。第2回プレミア12は、2020年東京五輪に向けての予選も兼ねる予定。参加チームが確定する2018年まで世界ランキングがどのように変動するか、注目が集まりそうだ。