3度目の防衛戦でミカーに3回TKO勝ち ボクシングのWBO世界バンタム級タイトルマッチが26日(日本時間27日)、米コネチカット州アンカスビルで行われ、王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が同級11位デューク・ミカー(ガーナ)に3回TK…

3度目の防衛戦でミカーに3回TKO勝ち

 ボクシングのWBO世界バンタム級タイトルマッチが26日(日本時間27日)、米コネチカット州アンカスビルで行われ、王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が同級11位デューク・ミカー(ガーナ)に3回TKO勝ち。3度目の防衛に成功した。試合後には、4月に対戦予定だったWBAスーパー&IBF王者井上尚弥(大橋)を挑発。「俺は真のモンスターだ。ナオヤ・イノウエは俺に怖気づいている」などと話したようだ。海外メディアが報じている。

 やはり井上を意識しているようだ。24戦全勝(19KO)のミカーを圧倒したカシメロの試合後の様子を、英ラジオ局「トークスポーツ」のマイケル・ベンソン記者が自身のツイッターに動画で公開。映像では「イノウエ! ユーはモンスターか? ノー・モンスターだ」などとカメラ目線で意気揚々と語っている。

 また、米専門誌「ザ・リング」も記事でカシメロのコメントを紹介。「俺は真のモンスターだ。ナオヤ・イノウエは俺に怖気づいている。次はお前だ。今日の俺なら誰だってノックアウトできた。もしイノウエが俺と戦わないなら、ギジェルモ・リゴンドーやルイス・ネリのトップファイターと戦う」などと話しているという。

 井上とカシメロは、4月に米ラスベガスで3団体統一戦が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期に。以降もカシメロは井上の名を口にしていたが、V3を達成してさらに自信を深めた様子だ。

 ミカーとの試合では2回にダウンを奪い、3回に左ボディーから右アッパーを浴びせたところでレフェリーがストップ。3回TKOで圧勝し、試合後は片手腕立て伏せを披露する余裕も見せていた。(THE ANSWER編集部)