いよいよ開幕する「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)。先立って行われた記者会見で、ドミニク・ティーム(オーストリア)は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)よりもラファエル・ナダル(スペイン)の方が優勝候補…

いよいよ開幕する「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)。先立って行われた記者会見で、ドミニク・ティーム(オーストリア)は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)よりもラファエル・ナダル(スペイン)の方が優勝候補だと語った。【実際のトーナメント表】錦織出場!全仏OP男子シングルス【関連記事】ナダルが今年の全仏OPは「僕にとって最も難しいコンディション」と語る理由

ティームより先に記者会見を行った過去12度優勝のナダルは、調整不足であること、そして例年と異なる秋開催のため寒く、またボールがバボラからウイルソンに変わったことから「たぶん僕にとって"全仏オープン"でこれまでで最も難しいコンディション」と語っていた。

それを受けて、記者から今大会のナダルについて質問された際、ティームはこう答えている。

「まず最初に、彼が健康でフィットしている時は、いつでも最大の優勝候補だと思う。彼は12回も優勝しているんだから信じられないよ。彼はクレーコートでは圧倒的に最高の選手だ」

「ボールは少し変わった。僕にとって(バボラは)ツアーでお気に入りのボールだった。トップスピンをかけるには完璧だったんだ。ラファもそうだと思う。9月の終わりから10月の初めにかけては、雨がかなり降ったり、かなり寒くなったりする。彼にとっても僕にとっても少し厳しいかもしれない。僕は暑くてボールが高く跳ねるのが好きだ。ノバクにとっては少し良いコンディションなのかもしれない」

「それでも彼のタイトル数や経験から考えると、ノバクよりもラファが優勝候補だ」

そのティーム自身は、1回戦で世界39位のマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのティーム

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)