カシメロがミカーとともに前日計量パス、仕上がった肉体とは… ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は、26日(日本時間27日)に米コネチカット州アンカスビルで同級11位デューク・ミカー(ガーナ)と3度目の防…

カシメロがミカーとともに前日計量パス、仕上がった肉体とは…

 ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は、26日(日本時間27日)に米コネチカット州アンカスビルで同級11位デューク・ミカー(ガーナ)と3度目の防衛戦を行う。25日(同26日)には両者とも前日計量をパス。WBO公式インスタグラムは仕上がった肉体の画像を公開し、カシメロのフィジカルトレーナーも太鼓判を押している。

 カシメロはリミット122ポンド(53.5)を下回る117.75ポンド(約53.41キロ)、ミカーは117.25ポンド(約53.18キロ)でパス。WBO公式インスタグラムは計量後にポーズをとった両者の画像を公開した。カシメロの上半身の筋肉は盛り上がり、たくさんのタトゥーを披露している。

 カシメロのコンディションは非常に良いようだ。米専門メディア「ボクシングシーン.com」によると、カシメロのフィジカルトレーナーを務めるメモ・エレディア氏も仕上がりに「状態はとても良い」と手応えを口にしている。

 暫定王者だったカシメロは2019年11月、WBO正規王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)との一戦で団体内の王座を統一。エレディア氏は当時もカシメロのフィジカルトレーナーを担当していた。記事では「テテに勝った時も良いキャンプだったが、その時より状態は良い。より手の込んだトレーニングをすることができた。そのことにより、強さと爆発性が増したんだ」とつづられている。

 4月に対戦予定だったWBAスーパー&IBF王者井上尚弥(大橋)との3団体統一戦が延期となった末に臨む一戦。試合日程がなかなか決まらない状態が続いていた。充実のキャンプを過ごしたようだが、エレディア氏によれば「イノウエとの戦いが延期になった時は、彼は少しガッカリしていた。我々にとっても精神的にキツいことだった」と説明。新型コロナウイルス禍の調整は簡単ではなかったようだ。

 さらに同氏は「彼はこの試合に勝利し、良い選択肢が得られるだろう。彼は12月か1月に再び戦うだろう」と早くも次の試合にも視線を向けているようだ。カシメロが勝てば、暫定王座の記録を含めて3度目の防衛となる。(THE ANSWER編集部)