自己多血小板血漿療法を受け、最低でも2週間の欠場へ今シーズン開幕から若手で構成されるチームを司令塔として引っ張っているレイカーズのディアンジェロ・ラッセル。『ヤング・レイカーズ』躍進の重責を担う2年目のシーズンは始まったばかりだが、左ヒザ痛…

自己多血小板血漿療法を受け、最低でも2週間の欠場へ

今シーズン開幕から若手で構成されるチームを司令塔として引っ張っているレイカーズのディアンジェロ・ラッセル。『ヤング・レイカーズ』躍進の重責を担う2年目のシーズンは始まったばかりだが、左ヒザ痛の治療により今後2週間は欠場が見込まれている。

レイカーズは、ラッセルが自己多血小板血漿(PRP)療法を受け、最低でも今後2週間はチームを離れることを発表した。PRP療法とは、患者自身から採取した血液内の血小板を濃縮した液を患部に注射する治療法で、新しい組織や細胞の成長を促す効果があると言われている。切開を伴う手術ではなく、自己治癒力を活性させる同治療法は最近スポーツ界でも注目を集めている。近年では、ヤンキースの田中将大投手がヒジの治療に用いた手法だ。

レイカーズ指揮官のルーク・ウォルトンは、11月22日に行なわれたサンダー戦を前に、ラッセルの状態について、「動きに制限をかけずにプレーさせられないのなら、今は彼を起用するのは得策ではない」と語った。

「彼はまだ若いし、明るい将来がある。もし我々の知る彼のプレーができる状態なら出場してほしいとは思うが、リスクを負わせたくはない」

ここ2試合を欠場したラッセルだが、『LA Times』によれば、20日のブルズ戦に出場した際、チームから慎重にプレーするよう言われていたという。事実、ブルズ戦でのラッセルはオフェンス時にドライブを仕掛ける回数が少なく、ペリメーター内でプレーする場面が多く見られ、フィールゴール11本中3本成功の8得点に終わった。

『ヤング・レイカーズ』の命運を握る存在だけに、チームは治療に専念させることを優先している。