ロマ―ロペス戦の前座に登場、バーランガのパンチに米注目 ボクシングの世界ライト級3団体王者、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)とIBF同級王者のテオフィモ・ロペス(米国)が10月17日(日本時間18日)に米ラスベガスで4団体のベルトをかけて…

ロマ―ロペス戦の前座に登場、バーランガのパンチに米注目

 ボクシングの世界ライト級3団体王者、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)とIBF同級王者のテオフィモ・ロペス(米国)が10月17日(日本時間18日)に米ラスベガスで4団体のベルトをかけて激突する。世界が注目する一戦だが、アンダーカードにも必見のカードが組まれている。登場するのはデビューから14連続1回KO中のエドガー・バーランガ(米国)だ。米興行大手「トップランク」は7月の試合で62秒KO勝ちした際の映像を公開。米ファンからは「この男の戦いが早く見たい!」などと待望する声が上がっている。

 23歳の新星が豪快に倒した。開始早々、圧力をかけてロープ際に追い詰めるバーランガ。ガードを固めるエリック・ムーン(米国)に対し、お構いなしに強打を振るった。左右のボディーを放ち、さらにガードの上から右フックをぶつける。

 ガードの上からでも効いた様子で、わずかにブロックする左手が下がったところを見逃さない。右のフックを顔面にお見舞い。崩れ落ちるムーン。立とうとするが、足元がおぼつかない。ダメージは深刻なようで、そのまま横転してしまった。レフェリーはすぐに試合をストップ。バーランガの強打が際立つ、62秒TKOだった。

 14試合連続で初回KOを飾ったバーランガ。3か月ぶりの試合へ、トップランク社も大きな期待をかけているようで、公式インスタグラムに「ESPNで放送される2020年のトップランク社最大のショーが始まる。エドガー・バーランガは今までと同じように勝てるのか」と記して、62秒の瞬殺劇を動画付きで公開。米ファンの反響が集まっている。

「この男の戦いが早く見たい!」
「審判も困惑している」
「ビデオゲームのようだ」
「この男がトップレベルの選手たちと戦う日が待ちきれない」
「モンスター」
「脳にダメージを食らっているね」

「10・17」の興行ではスーパーミドル級8回戦で、ラネル・ベローズ(米国)と対戦する。ロマ―ロペス戦の日にKO記録を伸ばせるか。注目したい。(THE ANSWER編集部)