FCバルセロナの新加入選手ミラレム・ピャニッチがSPORT.esのオンライン取材に応じた。新たなチームメイトからは「ミレ…
FCバルセロナの新加入選手ミラレム・ピャニッチがSPORT.esのオンライン取材に応じた。新たなチームメイトからは「ミレ」と呼ばれていることを明かしたボスニア人MFは、バルサに合流してからの数週間を振り返った。
--バルサに来て最初の頃の感覚を教えてください。
非常に良いよ。残念ながら最初はCovid-19の関係で参加できなかったが、順調に進んでいる。最初は一人で練習して、その後はチームと一緒に練習した。フィジカル的には早く準備ができるように努力している。 チームやロッカールームに適応し言葉を覚えて、チームメイトとのコミュニケーションを図るようにしている。第一印象はとても良い。良い年になることを願って、シーズンを楽しみにしている。
--完全移行期のチームに加入したが、バルサと契約するのが悪いタイミングではないかと心配ではありませんでしたか？
バルサに来るのが決して悪い時期だったとは思っていない。バルサはすべてを勝ち取るために設計されたチーム。昨シーズンは良くなかったかもしれない。物事は彼らが想像していたように行かなかったが、毎年すべてを勝ち取ることはできない。コロナウイルスで誰にとっても奇妙なシーズンだった。我々は数ヶ月間活動を停止され、その後ほとんど練習出来ないまま過密なスケジュールを開始しなければならなかった。観客のいないスタジアムは本当に奇妙だよ。
--新しいチームメイトはどうですか？
モチベーションは凄く高い。聞いたところによれば、トレーニングの内容は大きく変わったみたいだ。このチームはリスボンで起きたことにリベンジし、大きな悲劇を取り戻したいと考えている。私たちの目標は一歩一歩進んでいくこと。簡単ではないだろうが、リーグ戦から始める。チャンピオンズリーグでは、トロフィー獲得の候補となるチームが5、6チームも出てくる。3月からは、チャンピオンズリーグのラウンドオブ16とリーグ優勝の決定的な局面が始まるが、そこに我々は最高の状態で臨まなければならない。
--ロッカールームではもうリベンジの話が出ているんですね。
ここにいる選手はすでにサッカー界で尊敬を集めているし、誰かに何かを証明する必要はないと思う。でも、サッカーには悲劇がある、2-8がそうであったように、自分の力を証明したくないバルサの選手はいないと思う。
何の問題もないよ。何人かと話をしたが、彼らは自信を失っていない。昨年は誰にとっても楽ではなかったが、今年は良い選手が揃っている、きっと良いシーズンになると思う。今のサッカーに簡単なことはない。バルサが変化していることは分かっているし、新加入選手が適応するには時間が必要かもしれないが、私たちは何とかする。
--スアレスの去就が大きな変化ですね。
彼は世界でもトップクラスのストライカーだから難しいね。簡単に代えは見つからないだろう。誰が入ってきても、誰がそのポジションでプレーしても、彼の不在の大きさを気づかれないようにしたいが、それは簡単なことではないだろう。世界で2、3本の指に入るストライカーの話をしている。ロッカールームにとっても大きな損失になるだろう。
--クーマンはどうですか？
いい感じになってきた。彼の考えに合わせて、現場で応えるようにしている。昨年とは大きく変わりトレーニングも長くなった見たいだ。ミーティングはハードだね。あとは初戦でそれをピッチ上で証明しなければならない。勝ち始めるには自信が必要だから。
--あなたはまだ子供だったけれども、クーマンは1992年からバルセロナのヒーローでした
それは知っているよ。彼は素晴らしい選手だった。監督になった彼もやる気満々さ。自信に満ち溢れたコーチだ。オランダと一緒に、彼はここ数年でとても素晴らしい働きをしている。バルサに来れたことを喜んでいるし、監督としての資質を発揮したいと思っている。
--フランスサッカーで学んだことは？
テクニックや体格だけでなく、最高レベルのパフォーマンスを発揮するにはどうしたらいいのか。18歳でリヨンに移籍し、ジュニーニョ(・ベルナンブカーノ)、ベンゼマ、クリス、(シドニー・)ゴブといった選手とロッカールームを共有していた。とても勉強になったよ。
--イタリアのサッカーでは？
ほとんどが戦術。ルイス・エンリケ、ルディ・ガルシア、(マッシミリアーノ・)アッレグリ、(ルチアーノ・)スパレッティなど、素晴らしい監督がいた。すべての試合に向き合うために、体力的にも勉強になった。自分の体のことがよくわかるようになり、肉体的にも精神的にも楽になった。バルサでは、戦術的ではなく、技術的なクオリティーが高くなるのではないかと想像している。これからも学び続けていきたいと思っている。これまで600試合以上プレーしてきたし、経験もあると思うが、これからも勉強していきたい。
--あなたはすでに6つの言葉をはなせますよね？
そうだね。フランス語、ドイツ語、ボスニア語、ルクセンブルク語、イタリア語、英語。今度はスペイン語をやってみようと思う。
