プロ野球のセパ両リーグのベストナインが25日に発表された。10年ぶりの日本一に輝いた日本ハムからは、大谷翔平投手が投手部門(2年連続2度目)、指名打者部門(初)でダブル受賞したほか、中田翔内野手(4年連続4度目、外野手で13年から2年連続、…

プロ野球のセパ両リーグのベストナインが25日に発表された。10年ぶりの日本一に輝いた日本ハムからは、大谷翔平投手が投手部門(2年連続2度目)、指名打者部門(初)でダブル受賞したほか、中田翔内野手(4年連続4度目、外野手で13年から2年連続、一塁では2年連続)ら計4人が選出。セ・リーグ制覇の広島からは野村祐輔投手、新井貴浩内野手ら5選手が選ばれた。一方、所属球団から1人も選ばれなかったのは、セパ合わせて4球団あった。

■パ2位のソフトバンクは打率5位柳田、最多勝の和田を擁するも…

 プロ野球のセパ両リーグのベストナインが25日に発表された。10年ぶりの日本一に輝いた日本ハムからは、大谷翔平投手が投手部門(2年連続2度目)、指名打者部門(初)でダブル受賞したほか、中田翔内野手(4年連続4度目、外野手で13年から2年連続、一塁では2年連続)ら計4人が選出。セ・リーグ制覇の広島からは野村祐輔投手、新井貴浩内野手ら5選手が選ばれた。一方、所属球団から1人も選ばれなかったのは、セパ合わせて4球団あった。

 意外だったのが、パ・リーグ2位のソフトバンクから1人も選ばれなかったことだろう、柳田悠岐外野手はリーグ5位の打率.306、リーグ1位の100四球、出塁率.446をマークしたが、まかさの落選。14、15年と2年連続で選ばれていたベストナインの座を逃した。リーグ6位の打率.304を記録し、3年ぶりのベストナインが期待された内川聖一外野手、15勝でリーグ最多勝に輝いた和田毅投手、不動の遊撃手・今宮健太も逃した。チームとしては2008年以来8年ぶりの選出外となった。

 楽天は2年連続で選出外となった。日本一に輝いた2013年は田中将大投手、嶋基宏捕手、藤田一也内野手、C・マギー内野手の4人が選ばれ、14年は藤田、銀次内野手が選ばれていた。それでも、チームは今季5位と低迷。ウィーラーがリーグ3位の27本塁打、同6位の88打点と奮闘したが、ベストナイン受賞とはならなかった。

■セはリーグ最下位の中日が2年連続で選出外

 セ・リーグでは4位・阪神が選出なしに終わった。02、03、06、15年と4度ベストナイン受賞歴を持つ福留孝介外野手は、今季リーグ5位の打率.311と奮闘したものの、昨季に続く受賞とはならなかった。13年から3年連続でベストナインだった鳥谷敬内野手は打率.236と極度の不振に苦しみ、通算7度目の受賞を逃した。チームの受賞者なしは2012年以来4年ぶりだ。

 リーグ最下位に沈んだ中日は、2008年以来8年ぶりの選出外。大島洋平外野手は全試合出場、打率.292でリーグ3位の26盗塁を決めたものの、12年以来のベストナインを逃した。昨季外野手部門で受賞した平田良介外野手は打率.248と不振に苦しみ、2年連続受賞を逃した。