バイエルン・ミュンヘン対セビージャのUEFAスーパーカップ決勝が24日(日本時間25日4時)にハンガリー・ブタベストに位…

バイエルン・ミュンヘン対セビージャのUEFAスーパーカップ決勝が24日(日本時間25日4時)にハンガリー・ブタベストに位置するプスカシュ・アレーナで開催される。
前身の大会から通算45回目の今大会は、昨シーズンのチャンピオンズリーグで通算6度目の優勝を果たしたバイエルン・ミュンヘンと、同じく6度目のヨーロッパリーグ覇者となったセビージャが激突。ハンス=ディーター・フリックが監督を務めるドイツ王者は、1975年、1976年、2001年、2013年に続く5度目のスーパーカップ出場。対するジュレン・ロペテギのチームは、2006年、2007年、2014年、2015年、2016年に続いて6度目の出場となる。意外にも、互いに優勝経験は1度のみとなっている。
今シーズンもバイエルンは“MIA SAN MIA”(バイエルン南ドイツの方言で「私たちは私たち」の意」)だ。ブンデスリーガ初戦のシャルケ04との試合では、圧巻の8ゴールで絶好のスタートをきった。ハンジ・フリックのイレブンは、チアゴやペリシッチ、コウチーニョを失ったものの、チャンピオンズ決勝でPSGを破ったベースを維持する。
リスボンのヒーロー、キングスレイ・コマンは新型コロナウイルス陽性のため欠場するが、彼の代わりはマンチェスター・シティから獲得したレロイ・サネが務める。新10番は先のシャルケ戦でも1ゴール2アシストの活躍を披露している。キミッヒは中盤に復帰し、右サイドバックはフランス人のパヴァールが務めることになる。
戦術家ジュレン・ロペテギは、中央を3枚にした3-5-2でドイツのマシンガンチームを抑えるよりも、4-3-3で真っ向勝負するだろう。前日の公開練習でもアステアス出身の指揮官は同様のシステムでトレーニングを行った。
ロペテギが送り出すラインアップは、ゴールキーパーにブヌ、ディフェンスは右からヘスス・ナバス、クンデ、ジエゴ・カルロス、レギロンが去った左サイドにはエスクデロが務める。注目はセビージャに復帰し通算150試合目を迎えるイヴァン・ラキティッチ。バネガから10番を受け継いだクロアチア人が中盤の底でタクトを振るう。
スタンドには活気が戻ってくる。PCR検査、マスク着用、安全距離の確保を義務付けされた2万人の観客が決勝戦に訪れることが予想されている。バイエルンは2000人、セビリスタは500人がサポートする。
なお、この試合の日本でのテレビ放送はないが、『UEFA.tv』で生配信される。