2016年のF1最終戦アブダビGPが行われるヤス・マリーナサーキットで、ジェンソン・バトンが今季限りでF1のレースから離れることを明らかにした。今年もマクラーレン・ホンダの一員として参戦しているバトン。当初、来年はマクラーレンのアンバサダー…
2016年のF1最終戦アブダビGPが行われるヤス・マリーナサーキットで、ジェンソン・バトンが今季限りでF1のレースから離れることを明らかにした。
今年もマクラーレン・ホンダの一員として参戦しているバトン。当初、来年はマクラーレンのアンバサダーとして1年は休養という形をとり2018年にレギュラー復帰を目指すというものだった。ところがレースウィーク前の木曜日に行われる公式プレスカンファレンスに出席したバトンは2018年以降もF1に復帰しない考えを示し、事実上の引退表明となった。
バトンは「今週末が僕にとって最後のレースになると思う。それがベストな選択肢だ」とコメント。2018年の復帰の件に関しても「契約上は2018年のものもあるが、現段階ではそのシーズンに僕はレースをするつもりはない」と語った。
2000年にウィリアムズからF1デビュー。ルーキーイヤーから上位に食い込むレースを数多く見せ、注目を集めてきた。2003年にはB・A・Rホンダに移籍し、後にホンダワークスとなるチームでエースとして活躍。2006年ハンガリーGPではホンダ第3期で唯一となる優勝も飾った。
その後、ホンダ撤退とともにチームを買い取って再出発したブラウンGPで2009年にチャンピオンを獲得すると、翌年は名門マクラーレンに移籍。これまで通算15勝し、50回の表彰台を獲得。今週末のレースでは通算決勝出走305回目を迎えることになっている。
これまで長年にわたってF1で活躍し、日本にもファンが多いバトン。彼の突然の引退表明に、レース界では驚きの反応が広まっている。
ジェンソン・バトン《画像 GettyImages》
ジェンソン・バトン《画像 GettyImages》
ジェンソン・バトン《画像 GettyImages》
ジェンソン・バトン《画像 GettyImages》