“元天才少女”の決断にタラソワ氏「あなたを愛しています」 フィギュアスケートの15年世界選手権銅メダリスト、エレーナ・ラジオノワ(ロシア)がインスタグラムで引退を表明した。21歳の“元天才少女”の決断に母国の識者からは労いのメッセージが届け…
“元天才少女”の決断にタラソワ氏「あなたを愛しています」
フィギュアスケートの15年世界選手権銅メダリスト、エレーナ・ラジオノワ(ロシア)がインスタグラムで引退を表明した。21歳の“元天才少女”の決断に母国の識者からは労いのメッセージが届けられている。
ラジオノワは22日、自身のインスタに「今、私はこれだけ長い間決心できなかったことを、やっと言う準備ができました。誰かにとっては、これはニュースにならないかもしれませんが、それでもこのことについて正式に言いたいと思います!私は現役を引退します。人生の新しいページを開かなければならない時が来ました」と記し引退を報告した。
エフゲニア・メドベージェワや、ユニア・リプニツカヤらとしのぎを削り、2013、14年の世界ジュニアを連覇。ジュニア時代から“天才少女”として脚光を浴びてきた。
引退決断を受けて、重鎮タチアナ・タラソワ氏はインスタグラムに「私たちのレーナ(ラジオノワの愛称)が正式に現役を引退しました。レノーク(ラジオノワの愛称)! 幸せになって。あなたを愛しています、いつもあなたとともにいます、あなたのタチアナ・タラソワ」と労いのメッセージを送っている。
4歳から始動したコーチも惜別「輝かしいスケーターでした」
またロシアメディア「sports.ru」によると、ラジオノワを4歳から指導してきたインナ・ゴンチャレンコ氏も「私は彼女の決断について知りませんでした。レーナは輝かしいスケーターでした。観衆はいつも彼女を喜びとともに会場に迎えていたと思います、ですので少し悲しいですが、すべての人にとって自分の時間があります。彼女の幸せと幸運を願います、そして自分を見つけ、いつも変わらずチャーミングでニコニコしていてくれることを願っています」と思い出を振り返っている。
さらには「私が思うに、もちろん彼女は完全に自分のポテンシャルを出せたわけではありませんでした。彼女はもっと多くのことができたと思います。彼女にとって今、すべての道が開かれています。彼女は大学で勉強していますし、やりたいことができるでしょう」とも語り、ラジオノワが実力の全てを発揮できたわけではないと残念がっている。
ラジオノワは「フィギュアスケートから離れないことは約束します。こんどは、私は自分にとって新しい役割で(皆さんの前に)現れるでしょう。私は自分の豊富な経験を若い世代にとても伝えていきたいです」とも記しており、今後もフィギュアスケートには関わっていくようだ。(THE ANSWER編集部)