サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにするこ…

サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、元オランダ代表FWパトリック・クライファート氏がバルセロナ時代に決めたハットトリックだ。

アヤックスの下部組織出身のクライファート氏は、18歳の時にトップチームのルイス・ファン・ハール監督に見出されデビュー。UEFAチャンピオンズリーグで旋風を巻き起こし、ついには優勝を果たした。

ミランでは結果を残せなかったものの、1998-99シーズンには、恩師ファン・ハールに誘われる形でバルセロナへ加入し、再び輝きを取り戻していた。

2002年12月21日に行われたラ・リーガ第15節のマジョルカ戦ではハットトリックを達成している。

まずは25分、左サイドを突破したMFチアゴ・モッタがクロスを上げると、DFがクリアし損ねたところをクライファートが頭で押し込んだ。

先制したバルセロナは1点を追加して前半を折り返すと、48分には敵陣中央で受けたクライファートが個人技で相手をかわすと、そのままボックス内に侵入し左足で流し込む。

さらに直後の51分にはMFガイスカ・メンディエタの絶妙な浮き球のパスに抜け出したクライファートが、相手を嘲笑うようなループシュートを決め、ハットトリックを達成した。

この試合ではクライファートの活躍もあり大勝を飾ったバルセロナだったが、この年はシーズンを通して不調に。ファン・ハール監督も2003年1月に成績不振により解任され、最終的にリーグ6位でシーズンを終えていた。