「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)。新型コロナウイルス の蔓延のため3ヶ月以上も遅れての開催だ。だが今年の大会には、感染予防対策に関すること以外にも新し…

「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)。新型コロナウイルス の蔓延のため3ヶ月以上も遅れての開催だ。だが今年の大会には、感染予防対策に関すること以外にも新しいことがある。Tennis World USAが報じた。【実際の写真】完成したコート・フィリップ・シャトリエの屋根【写真】夜のライトで照らされたコート・フィリップ・シャトリエ

「全仏オープン」のセンターコートであるコート・フィリップ・シャトリエには、昨年の大会終了直後から大規模な改修が行われた。そのおかげで、今年の大会では夜になっても試合ができる。夜間用の照明設備がついたのだ。これで試合が予定より長引いても「日没のため順延」ということはなくなる。

そして開閉式の屋根もついたので、雨が降っても試合ができる。「全仏オープン」では毎年雨で順延になる試合があることを思えば(今年は時期が違うが)、これは実に喜ばしいことだ。これでグランドスラムの4会場すべてに開閉式屋根がついたことになる。

「全仏オープン」公式Twitterアカウントには、夜に煌々と明かりの灯されたセンターコートの写真、できたばかりの美しい開閉式屋根を閉めた写真が掲載された。

コート・フィリップ・シャトリエの大掛かりな改修はこれですべて完成。スタジアムの高さ26m、全長105m、観客収容人数1万5千人となった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全仏オープン」でのナダル

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)