新型コロナウイルスによる影響で120試合制でおこなわれている今年のプロ野球は、いよいよ後半戦へと突入。パリーグは首位ホ…
新型コロナウイルスによる影響で120試合制でおこなわれている今年のプロ野球は、いよいよ後半戦へと突入。
パリーグは首位ホークスと2位ロッテが激しい首位争いを繰り広げている。
そんな中、その首位争いになんとか食らいつこうとしている4位の日本ハムについて、ファイターズのエースとして3年連続15勝、5年連続2桁勝利をおさめるなど大活躍をした西崎幸広さん、「ミスターファイターズ」の愛称で知られ、現役時代には2000安打を達成し、名球会入りも果たしている田中幸雄さんの両OBにインタビュー。
今回は、前半戦の野手MVP、そして先日250本塁打を達成した中田翔について、さらに後半戦の戦い方のポイントについて聞いた。

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ー前半戦を終えて、お2人が選ぶ「野手MVP」は誰でしょうか?
西崎さん(以下、敬称略):中田ですかね。4番としてチームを救っていますからね。打点、ホームランを見てもそうですし、試合にでる体力といったところもちゃんと兼ね備えていますよね。
田中さん(以下、敬称略):野手はやはり中田でしょう。打点、ホームラン数を見ても文句ないですからね。
ーそんな中田選手ですが、先日250本塁打を達成。幸雄さんも達成された記録となりますが、中田選手の記録達成を受けていかがですか?
田中:素質的にも、入団した頃からずっと一軍に出続けていれば達成できる選手だと思っていました。ただ、本当はもっとホームラン数が多くてもいい選手だと思うんですよね。
西崎:確かにプロ13年で250本塁打だと1年で約20本ですもんね。少し物足りない感じは確かにするなあ。
田中:ここからもっと本数を増やしていって、その過程の250本にして欲しいですよね。300本もいずれ達成できる選手だと思いますから。年々体の変化も出てくると思うので、少しでも長くレギュラー として出場できるように頑張ってもらいたいですね。
ー幸雄さんが現役時代背負われていた6番を現在受けついでいる中田選手。これから中田選手に対して、どのような選手へとなって欲しいですか?
田中:チームの4番として、柱として頑張って欲しいですよね。去年キャプテンもやっていますし、自覚も凄く出てきていると思うので。今後は彼が若い選手たちを引っ張っていくような存在でいつつ、怪我なく長くやっていって欲しいなと思いますね。

ーチームは後半戦に突入。残り試合、チームとしてどのような戦い方をしていくべきでしょうか?
西崎:今年はクライマックスへいくためには2位に行かなくてはいけないので、2位に入るためにはどうするかを考えて戦っていく必要がありますよね。その中で今のように5割を行ったり来たりしているようでは上にはいけないと思います。そのためにはピッチャー総出で戦うしかないと思いますね。あとは下位打線ですよね。
田中:確かにそうですね。今の下位打線をみると、ほとんどの選手が2割を切っていますから・・・。打線の繋がりがもっと出てこないといけないですね。西崎さんが言っていたように、下位打線の中で誰か1人でも打つ選手が出てくると、上位に回りますし、繋がりが出てくるのかなと思いますね。
ーその中で、後半戦のキーマンとなる選手はいますか?
田中:僕はやっぱり中田ですかね。4番がどれだけ打つかに懸かってくると思います。得点を取らないと勝てないですからね。
西崎:僕は有原ですね。エースがゲームを作らないといけないですよね。あとは先発がいかに長いイニングを投げるかですね。中継ぎをもう少し休ませた方がいいと思います。
現在パリーグ本塁打、打点ともにトップに立つ中田と、シーズン当初の不調から徐々に巻き返しをはかっている有原。
後半戦、チームの上位進出には、やはりエースと4番の存在は欠かせないだろう。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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