サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出される…

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、リヨンに所属するオランダ代表FWメンフィス・デパイが決めたフリーキックだ。

2017年からリヨンでプレーするデパイはマンチェスター・ユナイテッド時代に燻った才能を輝かせ、今やエースに。プロキャリアをスタートしたPSV時代こそ左ウイングが主戦場だったが、リヨンでストライカーとしても重宝されている。

多彩なキックを持つデパイだが、2018年11月10日に行われたリーグ・アン第13節のギャンガン戦でも、素晴らしいFKを決めている。

2-1と1点リードで迎えた73分、リヨンはバイタルエリア左でFKを獲得する。ゴールまでは少し距離があったものの、キッカーのデパイが右足を振り抜くと、スピードに乗ったボールがゴール左上の完璧なコースへと突き刺さった。

この試合のデパイは2ゴール2アシストと大車輪の活躍を見せ、チームの勝利に貢献している。

フランスで完全復活を果たしたデパイには、最近までオランダ代表で師事したロナルド・クーマン監督のバルセロナ行きに関する憶測が加熱しており、その去就に注目が集まっている。