高速グリーンで絶妙なチップインバーディー、松山が万歳をする様子とは 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーの海外メジャー・全米オープン第2日が18日(日本時間19日)、米ニューヨーク州のウイングドフットGCで行われた。ボールが止まらない凶悪なグリ…

高速グリーンで絶妙なチップインバーディー、松山が万歳をする様子とは

 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーの海外メジャー・全米オープン第2日が18日(日本時間19日)、米ニューヨーク州のウイングドフットGCで行われた。ボールが止まらない凶悪なグリーンが大会前から話題を呼んでいたが、松山英樹(LEXUS)が1番でチップインバーディーを披露。見事に攻略した動画をPGAツアーが「完璧に傾斜を使う」と公開すると、英公共放送「BBC」も「SHOT OF THE DAY」に選出するなど反響が広がっている。

 寡黙な松山が両手を挙げて喜んだ。後半1番。カップが尾根を越えた先にある中、グリーンエッジでウェッジを握ると、優しくアプローチした。カップ奥3メートルほどへ落とし、オーバーしすぎたかと思いきや、ボールはここから傾斜を下っていった。ゆっくりと手前に転がる様子を微動だにせず見守る松山。カップに消えた瞬間、万歳をして喜んだ。

 同組の15年大会覇者ジョーダン・スピース、世界ランク10位パトリック・リード(ともに米国)もピタリと止まって行方を見守った一打。PGAツアーの公式ツイッターが「パーフェクトにグリーンの傾斜を使う」と動画を公開すると、BBCも「SHOT OF THE DAY」とタイトルをつけて公式サイトに動画を公開。「マツヤマ、“マジック”グリーンで驚異のチップイン」と称賛している。

 首位と6打差の33位で出た松山は3バーディー、2ボギーの69で回り、通算イーブンパーで4打差の7位に浮上。悲願のメジャー制覇を視界に捉える位置につけ、第3日は日本時間20日午前2時半からスタートする。(THE ANSWER編集部)